泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年3月4日

(平成20年3月4日(金) 8:45~8:52  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 総務大臣から、「地方財政の状況」、公益法人に対する指導監督の徹底について発言がございました。

2.質疑応答

(問)日本の捕鯨調査船が環境保護団体の襲撃を受け、けが人が出ているようです。警察として何か捜査をするのですか。
(答)今回の事案については、現時点では海上保安庁が主体となって対処しており、警察が直ちに何らかの対応をするということにはなっていないと承知しています。ただいずれにしても、公海上での許された調査捕鯨に対する妨害は許されません。海上保安官等3名が目を痛めるなどの被害が出ているとのことですが、日本政府として厳重に抗議をすべきだと思います。
 また、サミットを控える中で、今回のような不法行為を日本政府は許すのだ、という間違った情報がこのようなグループに伝わるとすれば由々しき事態ですので、きちんとした対応をとるべきだと思っております。
(問)中国製餃子の事件について、中国側から何か情報提供はありましたか。
(答)今のところ新たな情報は承知しておりませんが、警察庁と中国公安部との間で事実解明に向けて引き続き協力していくという姿勢は崩れておりません。
(問)メタミドホスの透過性に関する中国の実験をどのようにご覧になっていますか。
(答)中国側と同じような浸透実験を日本で再現するという段階には至っていないと思います。
(問)国家公安委員会告示である交通の方法に関する教則の改正が4月頃に行われると聞いています。自転車の前後に子供を乗せる3人乗りについて、元々認められていないものの、改めて禁止されることに反発が出ているようですが、お考えはありますか。
(答)自転車の3人乗りについては、従来から認められておりませんが、今回改めてこのルールを国民にお知らせしてお願いしようと考えております。しかし、前後に子供さんを2人乗せたいという要望が強いことは我々も承知しておりまして、利用者の要望と安全確保が両立できないか、警察庁において検討していると承知しています。また、関係業界においても、幼児2人を乗せても安全に走行できる自転車の開発・普及の可能性について検討する方向に進んでいると承知しております。

(以上)