泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年9月4日

(平成19年9月4日(火) 9:47~9:55  於:警察庁18階第4会議室)

1.発言要旨

 閣議では、「平成19年度一般会計予備費使用について」という項目がございまして、これはサミットに絡んで115億円を支出するということでございました。それから、政令改正につきまして、警察庁等に関係のあるものとして、「対内直接投資等に関する政令の一部を改正する政令」が決定しました。
 それから、甘利経済産業大臣がきょうから海外出張をされるということで、その臨時代理を私が命じられました。
 政令改正につきましては、警察庁、金融庁に関係あるものとして、「対内直接投資等に関する政令の一部を改正する政令」ほか、政令が全体で11件ございました。
 私から、1日の防災の日の総合防災訓練の結果について、無事終了することができた。総理をはじめ関係閣僚、そして関係機関に御協力をいただいたことにお礼を申し上げた上で、さらにこれからも災害応急対策等の充実に努めてまいりますので、各閣僚におかれましても、御協力をお願いしたいということを申し上げたところでございます。
 総理からは、所管の職務の執行に厳正、中立で、緊張感を持って政策運営に当たってほしいというお話がございました。これは遠藤農林水産大臣の辞任に伴うこととして、御発言がございました。

2.質疑応答

(問)農林水産大臣の辞任について、大臣は閣僚のお一人として、どのように受けとめておられますでしょうか。
(答)このような事態を招いたことは、大変残念なことでございます。今、御紹介しました総理の御発言を踏まえて、我々は国政をしっかり、国民の期待にこたえるものに仕上げていかなければならない、この一語に尽きます。
(問)農林水産大臣の辞任の関連ですが、政権発足後の閣僚の途中交代が今回で5人目ということになり、そういう意味での首相の任命責任というものについては、どのようにお考えになりますか。
(答)これは、既にいろいろなお話が出ておりますように、与謝野官房長官も御発言をなさったように、調査みたいなものには、やはり限度があるということではないかと思うのです。ですから、それをどう乗り越えるかというようなことがこれからの課題かと思いますけれども、農林水産大臣が不幸にして続いておることがございますけれども、直接そういうふうな任命責任を問われれば、恐らく総理はそういうことを御自分でもおっしゃっておられますけれども、なかなかここは正直言って難しいことだと私は思います。
(問)政治と金の問題に関して、再発防止策として、政治資金収支報告書への領収書添付の義務づけの基準です。あらゆる支出について1円以上に引き下げる案が今ありますけれども、これについてお考えはありますか。
(答)これは、就任のときにもお尋ねがございまして、私は、これからの議会でどういう結論が出るかに従わせていただきます。当然、それは法律が改正されればそれに従うわけですが、国民が政治と金に大変不信を抱いておられる。それは、例示的な1円までということで御納得いただける、そういう環境が醸成されるというのであれば、私はそれに従うつもりです。

(以上)