増田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年11月9日

(平成19年11月9日(金) 9:33~9:40  於:総務省会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。閣議での私からの発言は、特にございません。閣僚懇で総理の方から、国会会期延長の関係で、仮にそういうことで決まれば、国会がずっと続くので、緊張感を持って各閣僚仕事に当たってほしいという発言がありました。閣議の関係はそういうことでございます。私からは以上です。 

2.質疑応答

(問)今の国会の延長の関係なんですけれども、今日午後にも議決される予定ですけれども、焦点は新テロ法案の審議だと思いますが、その延長の受け止めと、あと、総務省所管の放送法など、そういう法案の取組について、大臣のお考えをお願いします。
(答)報道では、35日間というようなことを言われていますけれども、これは内閣として、そういう形で立法府の方で決まれば、国会で様々な案件の処理、私どもで所管している法律案で「一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案」も成立していませんし、そうした対応に全力を挙げると、それぞれの省が所管行政の対応について全力を挙げると、こういうことだろうと思います。我が方のことで言えば、まず、「一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案」を必ず成立させなければいけないと思っていますし、それから「放送法等の一部を改正する法律案」、「地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律案」とありますけれども、いずれにしても、その成立に全力を挙げるということです。それで、審議をしていただいて、その内容について御理解いただくことに全力を挙げたいと、そういうことです。来週になると、審議の様子もわかってくると思いますので、参議院で「一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案」を審議していただきたいと思っています。それから、「放送法等の一部を改正する法律案」ですね。どういうスケジュールになるかわかりませんが、会期がかなりありますので、その中で、是非、早期成立を図っていきたいと、こういう考え方でおります。
(問)昨日、株式会社山田洋行の元専務が逮捕されました。守屋前防衛次官との癒着の問題もありますが、防衛省の方にも、他にもまだいろいろ接待があったのではないかとか、いろいろ波及が指摘されていますけれども、一応、服務規律などを司る大臣として、この問題をどう受け止めていらっしゃいますか。
(答)捜査のことなのでなかなか昨日の事件のことについては言いづらいのですが、これは司法当局で厳正に捜査を進めてほしいということです。併せて、守屋前防衛事務次官は、先般まで現職でいたわけですし、そうしたこともかんがみて、やはり今の現職の国家公務員全員が服務規律を厳正に守って、そして、職務に精励していただくということが必要だと思います。これはもう当たり前のことですけれども。それから、そのことに伴って、「一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案」審議等の際にも、御指摘もいろいろ言われております。総務省も一層、服務規律の厳正な遵守に、各省に当たっていただきたいということで、先般、各省の官房長を集めて、そういうことを徹底するようにということの申し渡しをしました。それから、制度的な問題としては、退官している国家公務員の在職中の不祥事が発覚した場合に、もう既に支払った、退職手当をどうするかという有識者の研究会について、今月中に早急に開催をして、目途は来年の春までということですが、少し法制的な検討が必要なので、そこで議論してもらわなければいけないと思っています。メンバーと今月の中下旬で第1回目を開催するよう、今調整中ですから、今月中に必ずスタートさせて、早急にその点の検討に移っていきたいというふうに思っています。
(問)放送法の関係なんですけれども、一部総務省の中では、もう新しい行政処分について削除する方向で調整しているという話がありますが、その点については、もう役所の中で、ある程度の方向性で固まったりしているんでしょうか。
(答)「放送法等の一部を改正する法律案」で、今国会に提出している全ての条文ですね、全体がベストと考えているので、あれが総務省の考え方だと思っていただいて結構です。総務省の中で、この規定を削除するとか、そういった検討については、そういうことで意思決定しているということはありません。国会に提出した法案で、まず御審議していただくということでいきたいと思っています。反対意見については、政党によって出てくることは今までの審議の過程からあると思いますけれども、これは、その審議の中で出てくる話だと思いますので、今、総務省としては、現在の国会で出している条文で御審議いただく、あれが総務省の考え方だということでございます。
(問)よろしいでしょうか。
(答)ありがとうございました。

(以上)