岸田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年6月20日

(平成20年6月20日(金) 9:52~9:59  於:中央合同庁舎4号館819号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議では、一般案件が4件、国会提出案件が41件ありました。
 私から、2つございます。
 まず初めに、お手元の資料のとおり、本日の昼休みに、内閣府主催の中央省庁職員を対象とした霞が関北方領土講座を開催し、私も講座の冒頭で挨拶をいたします。講座では、元島民の河田弘登志さんに講演をいただきます。
 詳細につきましては、北方対策本部にお問い合わせください。
 2つ目は、6月23日に行われる、沖縄県主催の沖縄全戦没者追悼式出席のため、沖縄を訪問いたします。これに先立ち、21日及び22日の両日、北部地域及び南部戦跡を視察する予定です。
 詳細につきましては、沖縄政策担当までお問い合わせください。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)タクシーの金品の接待の話なのですけれども、財務省がそろそろ最終報告をまとめるというふうに聞いているのですが、内閣府のほうは、中間報告以降はどのように調べていらっしゃるのでしょうか。
(答)前回の結果以降、調査は続けていると認識しておりますが、その後の結果はまだ報告を受けておりません。調査継続中だと考えております。
(問)23日の慰霊の日で、大臣も追悼式に御出席されるということなのですが、23日の慰霊の日という沖縄県民にとっては特別な日を迎えるに当たっての担当大臣としての思いといいますか、お気持ちといいますか、一言お願いします。
(答)さきの大戦において、国内最大の地上戦を経験された沖縄県民の皆様方の深い思いを、沖縄担当大臣として、重く受けとめなければいけないと考えております。当日は、式典に出席させていただきまして、肌身で沖縄県民の皆様方の思いを感じさせていただかなければならないと考えております。そういった思いをしっかり受けとめさせていただき、自らの職責である沖縄の振興に、全力で取り組んでいきたいと考えております。
(問)それに関連してなのですが、宜野湾市の志真志小学校というところで、集団自決に関して平和の劇を子供たちが上演するということになっているのですが、劇について上演中止などを求める電話やメールが10件以上寄せられているのですけれども、学校側は平和を訴える内容だということで、上演する予定なのですけれども、子供たちのそういった取組にまで非難の声が多数寄せられているということについて、大臣はどのような御感想をお持ちでしょうか。
(答)報道につきましては承知しております。ただ、新聞記事を拝見しただけで、事実関係など詳細については十分承知しておりませんので、その件について直接コメントするのは、今の段階では難しいと考えております。
 ただ、一般論で申し上げるならば、子供たちが戦争の悲惨さ、あるいは平和の大切さについて学ぶということは、大変大切なことだと考えております。
(問)21日から23日まで沖縄に出張されるということですけれども、今の現状、普天間の移設は全然進んでいないような状況です。今回の訪問に当たって、普天間問題に関して地元と交渉したり、地元と会談したりということは、何かあるのでしょうか。
(答)直接そういった点に触れる予定はありませんが、やはりこの普天間飛行場の移設の問題については、沖縄県、あるいは地元の市町村長、また地元の関係者の皆様方と、さまざまな機会を通じて意見を交換し、そして考えを共有していく努力が大切だと思っています。今回、沖縄を訪問させていただきまして、さまざまな視察もさせていただきますが、併せて地元の関係者との懇談の機会も予定しております。こうした機会を通じまして、意見交換、あるいは意思の疎通を図るべく努力をしていきたいと思います。こうしたことも、普天間移設に向けて、大変重要な過程だと考えております。
(問)今回は、知事とはお会いにならないのでしょうか。
(答)直接、知事にお会いする予定は、今のところ、ございません。

(以上)