岸田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年3月18日

(平成20年3月18日(火) 9:19~9:26  於:院内内閣記者会)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議は一般案件が4件、国会提出案件が17件、政令が8件、配布が1件ありました。
 私のほうから1つございます。お手元の資料のとおり、「生活安心プロジェクト」の4つの国民運動の1つであります「食の安全・安心に関する対話」については、食の安全・安心を考えるシンポジウムを全国6カ所で順次開催しておりますが、私も3月22日に名古屋で開催するシンポジウムに参加する予定でおります。詳細につきましては、「安心で質の高い暮らし」特命室にお問い合わせください。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今日、閣僚懇談会で日銀の人事の話など出ましたでしょうか。
(答)全く出ませんでした。
(問)明日任期が迫っているのですけれども、今のところ決まっていないのですが、これについて大臣はどのようにお考えですか。
(答)その日銀の人事の件については、私の所管ではございませんが、いずれにしましても金融、ひいては国民生活に影響が出ないよう、関係者が最大限努力すべきだと考えております。
(問)民主党の今の対応については、政府の一員としてどのようにお考えですか。
(答)これは国会同意人事につきましては、国会全体が責任を負わなければいけないわけですので、民主党におかれても国会の一員としてしっかり責任を果たしていただくべきものだと思っております。これから与野党ともぎりぎりの調整が行われるものと考えていますが、しっかり責任を果たしていただきたいと、国会の一員としましても思っております。
(問)中国の毒入り餃子の件なのですけれども、中国側から19項目ほど要求していた資料が提出されたということが報道されていますが、その事実確認と今現在どのように分析されているのかお聞かせください。
(答)資料につきましては、追加資料が3月13日に提供がありました。その内容につきまして、今精査を行っております。今精査中ですので、内容についてはまだ申し上げる材料がありませんが、いずれにしましても引き続き日中が最大限協力して原因究明に努める、そして、政府としましてもしっかりと再発防止に努めなければいけないと考えています。
(問)出てきた資料は19項目ということでよろしいのでしょうか。
(答)本当に19項目揃っているのかも含めて、内容を今精査しております。
(問)今回、中国側が日本側の求めに応じたわけですけれども、その対応については大臣御自身は評価されますか。
(答)調査団を派遣してから、日数は少々かかりましたが、一応御努力いただき、提供していただいたわけですので、是非これからも日中しっかりと協力をして、原因究明、再発防止に努めていかなければいけないと考えています。
(問)まだ届いていないものもあると思うのですけれども、例えば従業員の実体とかそういった内容など、そういった残る届いていないものについて引き続き提供を求めていく。今内容の精査も必要だと思うのですけれども、届いていないものについての要求というのも続けられていきますか。
(答)今内容を精査しておりますが、精査した上で、まだこちらとしてお願いしなければいけない資料があれば、それは引き続き提出をお願いしなければならないと考えています。
(問)現段階で届いていないものについては、致し方ないというか……。
(答)いえ、そうじゃなくて、今届いているものの内容を精査して、本当にお願いした内容とどれだけ一致しているのか、どこが不十分なのか、それを確認した上で、不十分なものがあればその分を引き続きお願いする、そういったことになると考えています。
(問)まだ精査は終わってないとは思いますけれども、現状、大臣の印象としてはある程度満足できるような内容ではある。
(答)すみません、届いた資料の写しは見ましたが、専門的な部分もあり、言葉の問題もありますので、私自身その内容を十分理解しておりませんので、今の段階では答えるのは難しいと思っています。
(問)いつぐらいまでに精査を行うということでしょうか。
(答)それはもうできるだけ急いで対応しなければいけないと思っています。国民の皆さんも大きな関心を持っている、国民の安全・安心にかかわる問題ですので、できるだけ急がせるようにしたいと存じます。

(以上)