閣議における大臣発言(国際原子力パートナーシップ閣僚級会合の出席について)

1 私は、5月20日から23日にかけて、米国を訪問し、国際原子力エネルギーパートナーシップ(GNEP)構想に関する閣僚級会合に出席してまいりました。
2  今回の閣僚級会合では、日本、米国、フランス、中国、ロシアの5ヶ国と、オブザーバーとしてイギリスとIAEAが参加し、GNEPにおける原子力エネルギーの平和利用に関する国際協力の展望等について参加国の閣僚等と意見交換を行い、「GNEPと原子力エネルギー協力に関する共同声明」を取りまとめました。
3 核不拡散上の諸問題への対応を図りつつ、原子力エネルギー利用の拡大を図ること、放射性廃棄物の低減を図ること等を目的としたGNEP構想は、我が国の基本方針とも一致するものであり、今回、参加国間で意見交換を行い共同声明を取りまとめ、認識が共有されたことは、大きな一歩であると思います。
4 今後、具体的な協力の進め方については、関係国間で引き続き協議を進めていくこととしておりますが、協議に当たっては、関係省庁とも調整を図りながら進めてまいりますので、ご協力をお願いいたします。