閣議における大臣発言(交通事故防止対策の推進について)

 平成18年中の交通事故による死者は、6352人となり、平成17年を519人下回り、負傷者もまだ確定ではありませんが、5%程度減少しております。また、飲酒運転による事故件数も減少しております。
 これは、交通事故防止に向け、政府のみならず、国民一人一人が積極的に取り組んだ成果であり、とりわけ、9月以降の飲酒運転根絶に向けての取組が功を奏したものと考えております。
 しかしながら、依然として多くの方々が飲酒運転などにより交通事故の犠牲となっているほか、ひき逃げについても大きな社会問題となっております。
 このため、関係省庁と連携し、制裁の強化、指導取締りの徹底、広報啓発活動の充実などにより、飲酒運転の根絶を図ってまいります。また、平成22年までに交通事故死者を5500人、死傷者を100万人以下とするという「第8次交通安全基本計画」の目標達成に向け、同計画に基づく各種交通安全施策を一層強力に推進し、より安全で安心できる交通社会の実現を目指してまいります。
 関係各位におかれましては、一層の御協力をお願いいたします。