高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年8月15日

(平成19年8月15日(水) 10:30~10:44  於:合同庁舎4号館 会見室)

1.発言要旨

 本日の閣議案件は、一般案件が3件、国会提出案件が25件、政令が7件あり、私どもの主請議はございませんでした。私からは3つあります。
 はじめに、第2回「アジア青年の家構想推進に係る有識者会議」について申し上げます。 今後の沖縄振興を担う人材の育成を図る観点から、アジア青年の家構想推進に係る有識者会議の第2回を来週21日の15時から開催いたします。第2回の有識者会議では、各有識者に意見交換を行っていただき、来年夏に実施する事業のコンセプトを取りまとめる予定でございます。また、会議では私も出席いたしまして直接御意見を伺う予定でございます。この詳細は、沖縄政策担当の政策統括官部局にお聞きください。
 次に、秋葉原地区におきまして、インターネットカフェ等の視察を、8月24日、金曜日、正午から行うことといたしました。インターネットカフェは、子どもが有害情報に触れるおそれがあるなどの指摘もありまして、青少年を取り巻く現状を把握する一環として、その視察を行うものです。この成果は、現在行っております有害情報から子どもを守るための方策の検討にいかしてまいりたいと思います。この詳細は、共生社会政策担当の青少年育成第2担当までお問い合わせください。
 第3に、9月8日の土曜日に、内閣府の主催で、第1回自殺対策シンポジウムを実施いたします。このシンポジウムは、9月10日から16日までの自殺予防週間の一環として実施するもので、命の大切さとともに自殺の危険を示すサインや危険に気づいたときの対応方法等に関する国民の理解を深めることを目的としております。シンポジウムでは、担当大臣からのあいさつ、防衛医科大学校の高橋祥友教授による自殺予防とうつ病対策に関する基調講演、自殺未遂者・うつ病経験者の体験談、有識者によるパネルディスカッションなどを予定しております。当日は、「多重債務相談」、「働く人の悩み・過労死・過労自殺相談」、「うつ病などの心の健康相談」といった専門家による無料相談会も実施いたします。このシンポジウムを通じまして、自殺対策に関する国民の理解を深め、自殺対策を更に推進してまいります。詳細は、自殺対策推進室にお問い合わせください。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)午前中の段階ですが全閣僚が8月15日に靖国神社を参拝しなかったことは、非常に異例なことだと思いますが、高市大臣はどのようにお考えですか。
(答)小泉内閣のときは、私も極力8月15日に靖国神社に行っておりました。もちろん一国会議員としてですが、これはなぜかといいますと、小泉総理が最初の総裁選挙のときに、何があろうと8月15日に靖国神社に参拝すると仰ったからです。このような場合、総理が参拝を見合わせたり、妙に日にちをずらしたりすることは、却って内外の方々に対して、何か日にちを変えたり、参拝を見合わせたりしなければならないような、やましい所なのかという誤解を与えるのではないかとおそれておりました。私は自分が所属する自由民主党の総裁が8月15日に行きますと断言されたわけですから、やはり総裁が参拝しやすいようにという応援の意味も含めて、15日に参拝をしておりました。それ以前は、私も、他の国会議員もそういう方が多いと思いますが、春季、秋季の大祭はきちんと期間中に参拝するものの、8月15日の場合は、地元の護国神社で郷土の戦没者に対して哀悼の意を捧げる参拝の仕方が多うございました。私は、一人の日本人として、そしてまた国会議員として、現在は閣僚ですが、折りに触れて、たった一つの大切な命を国家のために捧げられた方々に感謝の思いを捧げたいし、御霊が安らかであるようにお祈りしたいと思っております。常にそのような気持ちでおりますので、折りに触れて社頭に出向いております。 今回は、特に安倍総理が8月15日に必ず参拝するということを皆様に公約されたわけでもございません。一人一人の閣僚が、自らの気持ちの中で、それぞれ御都合の良いときに、また、自分の思いがあるときに参拝をされる、またはされないということを御判断されたらいいのではないかと思っております。私自身も、今年はそのような思いでおります。
(問)以前の記者会見でも、安倍総理が参拝を明言なさらないことについては、外交問題になる不要な混乱を起こす可能性があるので、拉致問題の解決に影響するのではないかというふうに総理はお考えになっているのではないか、大臣としてもその辺については配慮しているという御発言をされていましたが、他の閣僚も高市大臣と同じような考えですか。
(答)他の閣僚と意見交換をしていないのでわかりません。閣議後の記者会見の時間帯が議員連盟で毎年行っております昇殿参拝の集合時間ですので、私は、昇殿参拝は見合わせると申し上げました。でも、できればこの夏、前後も含めて、社頭での参拝はしたいということも申し上げました。私は、大変残念に思うのは、一人の日本人として純粋に静かに祈りを捧げたいと強く思っている中で、何か閣僚が靖国神社に行くことをあたかも外交問題であるかのように、外交問題にしてしまおうという勢力があることです。 やはりこれは一人一人が日本人として静かに参拝できる環境というのが好ましいのではないかと思っております。
(問)先ほど、できれば夏の期間あるいはその前後にというお話ですが、今年はもう参拝をする予定はないですか。
(答)今年はお正月にもまいりましたし、春季大祭期間にもまいりました。今朝の状況は非常に靖国神社の中は騒然としており、静かに社頭で祈りをささげられる状況ではないと判断をしております。
(問)総理大臣は、在任中に靖国神社に参拝すべきだと思われますか。
(答)それは総理ご自身が御判断されることだと思います。
(問)インターネットカフェの視察ですが、これまでも御解説いただいていると思いますが、改めてその狙いを伺います。例えば、東京都の条例などではある程度の規制をかけておりますが、まず、視察される狙いといいますか、今後、法制も含めてどのようにしていきたいかという観点で視察をなされるかをお伺いします。
(答)法制度の在り方につきましては、12月を目途に中間取りまとめを出すということで検討会議を立ち上げておりますので、議論を続けなければいけないと思っております。携帯電話などではフィルタリングの普及が随分進んでまいりましたが、子どもさんがインターネットカフェに入られたときに、フィルタリングのかかったパソコンに案内してもらえなかったら、子どもは有害情報にアクセスできるわけです。ですから、そのようなことも含めて、今回はネットカフェの店長とも意見交換ができますので、実際にそのような取組をする場合の負担もおありでしょうし、どのような課題があるか、また、子どもたちを有害情報から守るために、インターネットカフェの現場でどのような取組ができるかについてもヒントを頂きたいと思っております。私からも幾つか疑問点について質問させていただけたらと思っております。
(問)靖国の話に戻って恐縮ですが、先ほど、今朝は静かに参拝できる環境ではなさそうだということですが、念のために確認ですが、今日はこの後も通じて、本日の参拝の予定はないということでしょうか。
(答)私は、社頭参拝はしたいと申し上げたと思います。静かに社頭で祈りをささげられる状況であれば参拝したいと思いますが、今日は午前の早い時間の状況ではとてもそれが難しい、また、警護上も大変困難な状況であると聞いておりますので難しいと思っております。
(問)普天間移設措置協議会についてですが、8月下旬から9月上旬の開催というのは、現段階でももろもろの事情を考えますとなかなか厳しいと思いますが、状況はいかがですか。
(答)非常に難しい状況であることは承知をしております。ただ、私の方からもこのような議題でどうだろうかという提案を防衛省にも官邸の方にもしておりますし、私たちが話し合うべき課題は幾つもあると思いますので、是非前向きに協議会が開けるよう努力を続けてまいりたいと思っております。
(問)それに関連してですが、大臣御自身で、現在の内閣の改造の前に、もう一度協議会を開催したいという御意向に変わりはないということですか。
(答)改造の予定とされている日を考えますと、その前に開けるのか、その前には日時及び議題の設定だけになるのか、そこは何とも見通しが立ちません。ただ、一日も早く、やはり前向きな協議を持ちたいということでございます。普天間の移設は、普天間の危険性を除去するということを考えますと、非常に大事な、本当に大事なテーマですので、これに向けて協議を続けるということが、政府にとっても沖縄県側にとっても重要なことだと思っております。

(以上)

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