高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年7月10日

(平成19年7月10日(火) 9:45~9:51  於:合同庁舎4号館6階 会見室)

1.発言要旨

 皆さんおはようございます。
 本日の閣議ですが、一般案件が3件、国会提出案件が64件、政令が5件、配布が1件、私どもの主請議はございませんでした。
 初めに、先日申し上げましたとおり、本日、この後11時から、「有害情報から子どもを守るための検討会」の第1回会合を開催いたします。検討会には私も出席し、冒頭、私の問題認識や会議における検討事項について指示をしたいと考えております。
 次に、ワーク・ライフ・バランスの憲章及び行動指針につきましては、経済財政諮問会議の専門調査会を始め、「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議、男女共同参画会議の専門調査会において、その必要性が指摘されており、骨太方針2007において、年内を目途に策定することとされたところです。このため、近いうちに、まだ仮称ですが、官民トップから構成する「ワーク・ライフ・バランス推進官民トップ会議」を立ち上げる予定としております。メンバーについては、現在、調整中ですが、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、官民が一体となって取り組むことができるよう、経済界や労働界のトップ、地方の代表者、有識者、関係閣僚などを想定して準備を進めております。具体的な日程やメンバー等につきましては、確定次第お知らせしたいと思っております。
 三つめに、第1回「アジア青年の家構想推進に係る有識者会議」について申し上げます。
 今後の沖縄振興において人材が特に重要であるということは、これまでもお伝えしておりますが、その一環として、先般、「アジア青年の家」構想を発表させていただきました。この構想を進めるための会議であります「アジア青年の家構想推進に係る有識者会議」の第1回会議を、来週17日の11時から開催します。第1回の会議では、有識者の方々にこの構想に期待することやプログラムに関する具体的なアイデア等について意見交換を行っていただくことを予定しております。また、会議には私自身も出席し、重点検討事項についてご説明することとしております。この詳細につきましては、沖縄政策担当の政策統括官部局にお聞きいただいたらと思います。
 最後に、内閣府のホームページにおける少子化に関する意見募集ですが、6月は「マタニティマークの普及について」と、「携帯電話における『フィルタリング』の普及促進について」という2つのテーマで募集を行い、その結果を取りまとめましたので、お知らせします。
 私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)赤城農林水産大臣の事務所費問題についてなんですけれども、領収書を公開しない姿勢について与野党から批判の声も出ているんですが、大臣はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
(答)私も報道されている範囲でしか承知をしていないのですが、本日、ご本人から十分に説明をされるというふうに聞いております。
(問)関連ですけれども、領収書の添付を資金管理団体に限った政治資金規正法を再改正すべきだとの声があり、総理も検討の余地があるというようなことをおっしゃったんですが、それについてはどういうお考えでしょうか。
(答)先の国会で議論された内容、これは一歩前進だと思うのですが、こういったことというのは、国民の皆様によりわかりやすく、クリアになるよう、徐々に改善していくべきことだと思います。また、一方で、政治家の方も、法律できっちりと義務づけられましたら、それに従って粛々と公開をしていくということになります。私は政治とお金の問題というのは不断の見直しがなされていいのではないかと思います。これからまた国会で十分に議論されることだろうと思います。

(以上)