高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年4月27日

(平成19年4月27日(金) 9:15~9:25  於:合同庁舎4号館6階 会見室)

1.発言要旨

 本日の閣議案件は、一般案件が4件、国会提出案件が10件、政令が1件、配布が4件あり、私どもからの主請議はございませんでした。
 本日、閣議に先立ち、第2回自殺総合対策会議が開催されました。第1回の自殺総合対策会議で決定した方針に基づき、自殺総合対策大綱案の作成に資するために、去る4月9日に開催された「自殺総合対策の在り方検討会」において、様々な観点から御提言をいただきました。本日は、この提言を踏まえ自殺総合対策大綱の素案について御検討をいただき、自殺総合対策大綱の素案について国民から意見を募集するため、パブリックコメントを開始することを決定しました。大綱の素案では、自殺は防ぐことができるということを明確に打ち出し、そのためには、働き方の見直しや、何度でも再チャレンジできる社会を創り上げていくなど、社会的な要因も踏まえた総合的な取組とともに、国民一人一人が自殺予防の主役となるように取り組むことなどにより、平成28年までに自殺率を20%減少させることを目標としております。私としては、国民の皆様の目線に立った自殺総合対策大綱を策定し、すべての方が健康で生きがいを持って暮らすことのできる社会を実現したいと思っておりますので、パブリックコメントで、たくさんの御意見をお寄せいただきたいと思っております。
 次に、内閣府ホームページにおける少子化に関する意見募集ですが、5月は「生命の大切さや家庭の役割等に対する理解について」というテーマと「里親制度について」というテーマで5月1日から意見募集を開始したいと思っております。「生命の大切さや家庭の役割等に対する理解」は、学校において生命の大切さや家庭の役割、保育体験を含む子育て理解等に関する教育の推進などに取り組んでおります。また、「里親制度」は、保護者のいない児童又は保護者に監護されることが不適当と認められる児童について、できる限り家庭的な環境の中で養育されることが必要との観点から、養育を里親に委託する制度がございます。これらのテーマについて、制度の利用に当たっての改善点等、運用面での御意見をお聞かせいただければと思います。詳細は事務方にお問い合わせいただけたらと思います。
 次に、本日の閣議をもちまして、私は4月28日から5月3日までドイツを訪問することが了承されました。なぜドイツかということですが、青少年の有害情報からの保護に先進的に取り組んでいる国でございます。現状及び今後の課題等について、連邦政府幹部等と幅広く意見交換を行いますとともに、州政府の担当大臣や州横断的に有害情報の指定等を行う機関の長と会談を行うこととしております。また、最先端の技術開発を担う研究施設であるハーン・マイトナー研究所を訪問して、昨年策定したハイテク戦略のもと、各種イノベーション施策を積極的に推進し、EU、G8議長国として国際的な取り組みをも担っているドイツの現状を視察することは、今後我が国のイノベーション政策立案に大いに資するものと考えております。今回の成果につきましては、帰国後、5月8日の閣議及び記者会見において御報告をいたします。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)自殺対策の素案ですが、数値目標20%という数値が高いとか低いとか、様々な見方があるとは思いますが、大臣としてはどの様にお考えになりますか。
(答)日本の場合、高齢化が進展しておりますので、対策を十分に講じないと、自殺率は上がっていくことが予想されます。更に高い目標を志高く掲げたらという御意見もありますが、日本の特別な事情も勘案しました。諸外国の例も調べましたが、最初に取り組んだフィンランドにおいて、大体10年間で自殺率を20%減少させることを目標としており、イギリスやフランスにおいても、計画期間に少し差はありますが、自殺率等の20%の減少を目標としているところです。まずは20%減を当面の削減目標として取り組みを始めます。本当でしたら、自ら命を絶たれる方は一人もいらっしゃらなくなるという状況が最も望ましいのですが、次の目標に向けて頑張っていく、力を合わせていくという思いで取り組んでまいりたいと思っております。
(問)少子化対策の話ですが、重点戦略検討会議は、連休が明けると5月半ばが近づき、骨太に向けて中間的な取りまとめの時期を迎えていると思います。大臣は今の各分科会で行われている議論の状況をどの様に見ていらっしゃるかということと、中間取りまとめで具体的にどの様なイメージ、どのぐらい踏み込んだ内容のものをまとめて、骨太に出していきたいというお考えですか。
(答)それぞれの分科会は、最初に設定したテーマもたくさんございますが、熱心に御議論をいただいていると思っております。中間的な取りまとめは骨太の方針に間に合うように作成しますが、その後さらに議論も深め、12月に最終的なものが出てくるということでございます。ただ、これまでの少子化対策も随分幅広にいろいろとやってまいりましたが、今回は、とにかく結婚したいと思ってもできない、子供を生みたいと思ってもなかなか希望がかなえられないといった状況もありますので、出来る限り阻害要因を取り除いていきます。国民全体が、社会全体が子育てをしようという家族をみんなで応援するという国民意識を育成していく、社会全体の空気をドラスティックに変えていくところが特徴的かと思います。6月に向けて精いっぱいの努力を続けていきたいと思っております。
(問)前の銃器対策の会議後に、更に一歩進めたいという方針を出されていましたが、どの様な枠組みで検討するかを教えてください。
(答)今、その準備を進めております。私の発言の意図ですが、毎年少しずつ銃器対策への取組が具体的に進んできていると思います。特に今年は進展が大きかったと思いますし、来年度に向けての方針も決めたわけですが、それでも実際に事件は起きてしまう。日本の社会環境は変わっているわけで、より安全にするためにもっと踏み込んだことができないかという問題意識がありました。私自身がこうしたい、ああしたいという個人的な考えで政府の方針を申し上げられる状況ではございませんので、関係省庁で実務的に議論を交わせる場において十分に議論を尽くしたいと思っております。決まりましたら御報告申し上げます。
(問)総理が訪米されているということで、初めて塩崎長官が臨時代理として閣議が進められたと思います。閣議での塩崎長官の御様子、取り仕切られる御様子など、よろしければ教えていただけますか。
(答)普段から進行は官房長官がなさっておられますが、今日は進行も、また総理の代理としてのお役目もございましたので、大変忙しそうだと思いながら拝見しておりました。

(以上)

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