高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年4月6日

(平成19年4月6日(金) 9:45~9:52  於:合同庁舎4号館6階 605号室)

1.発言要旨

 本日の閣議案件は、一般案件が1件、国会提出案件が6件、法律案が2件あり、私どもの主請議はございませんでした。
 次に、内閣府のホームページにおける少子化に関する意見募集ですけれども、3月は「地域における子育て支援拠点について」と「働き方の見直しについて」というテーマで募集を行いました。その結果を取りまとめましたので、御報告をさせていただきます。 お寄せいただいた意見の総数は109件です。「地域における子育て支援拠点について」が17件、「働き方の見直しについて」が72件、その他20件となっております。「地域における子育て支援拠点について」に寄せられた主な御意見としては、地域子育て支援拠点に関する情報を国民に対して分かりやすく提供してほしいという御意見や子育て支援等の活動について、子供の年齢制限をなくしたり、初めての人でも参加し易くするなど、誰でも気軽に集えて相談したり情報提供を受けることができる場が必要という御意見、働いている人も利用しやすい施設にしてほしいという御意見、地域子育て支援拠点における指導員等の人材拡充と質の確保を求める御意見、施設の利用料や会費の引き下げを求める御意見などがございました。「働き方の見直しについて」に寄せられた主な御意見では、育児休業等の制度はあるが利用しづらく、職場の雰囲気を変える必要があるという御意見、制度利用によるキャリアや収入面への影響を懸念する御意見、保育所、学校、学童保育などの利用時間に配慮して労働時間を是正するべきという御意見、長時間労働の抑制や有給休暇の取得促進など、特に男性の働き方の見直しが必要であるという御意見、育休後も仕事と子育てが両立できるように短時間勤務制度等の措置を充実してほしいという御意見、特に中小企業に対して、政府による子育て支援が必要であるという御意見などがございました。今後どの様な対応策があるのか検討をしてまいりたいと思います。
 次に、昨日、第40回のIT戦略本部において、構造改革の推進を超えて、社会経済における更なる発展・飛躍を目指して、IT戦略の一層の推進を目指した「IT新改革戦略 政策パッケージ」を決定しました。政策パッケージは、昨年1月に策定したIT新改革戦略の加速につなげ、改革や創造のエンジンとなる政策をIT戦略本部主導で推進するために、今後のIT政策に関する基本的な方向性を取りまとめたものです。このパッケージでは、効率性や生産性向上と新価値の創出、健全で安心できる社会の実現、創造的発展基盤の整備という3つの政策目標を掲げております。この様な目標の実現に向けて、IT戦略本部が主導して重点的な取組を推進いたします。今後、このパッケージを踏まえ、2007年度以降の重要なIT政策の実施計画である「重点計画−2007」の策定を行う予定です。詳細につきましては、内閣官房IT担当室にお問い合わせをいただければと思います。
 次に、本日2時から、独立行政法人国民生活センター相模原事務所の商品テスト施設等の視察を行います。今月末から、国民生活センターの在り方などを検討していくことになっておりますので、今回の視察を検討の参考にしていきたいと思っております。
 私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)「赤ちゃんポスト」の関係ですが、熊本市が設置を許可しました。大臣の受けとめ方をお願いします。
(答)今回の報道については承知しております。厚生労働省では、許可を与えないこととする合理的な理由はないという見解の一方で、病院内の施設とはいえ、やはり保護者が子供を置き去りにする行為はあってはならないという見解を示しておられることも承知しております。私自身の考え方ですが、これから日本全国で、「赤ちゃんポスト」の設置が進めばいいかどうかといえば、疑問を持っております。子供を生み育てることに対する責任が親にはございます。国会答弁でも申し上げましたが、匿名で子供を置いてくるという行為により、そのお子さんの出自が不明になってしまいます。今回の熊本県のケースでは安全・安心な状態が確保されているということで御判断をされたとは思いますが、ポストの仕組みや運用により、例えば、「ポスト」と言われるところに子供さんを置いて、万が一、ブザー等機器の故障などで長時間気付かず、子供さんの身体、生命の安全が確保できないという状況も想定せざるを得ません。他の場所で増えていったときに、その様なことは想定せざるを得ないので、私はポストの仕組みや運用の在り方によっては、児童虐待防止法や保護責任者遺棄罪にも触れる可能性があるということを考えております。非常に難しい問題だと認識しております。新しい命を授かることの尊さについて国民全体の認識を深めていくこと、子供さんを生み育てやすい社会を作っていくことが、私にとっては非常に大事な責務と思っております。

(以上)

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