高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成18年11月2日

(平成18年11月2日(木) 9:07~9:15  於:院内内閣記者会)

1.発言要旨

 本日の閣議は、一般案件が1件、国会提出案件が13件、法律案が1件あり、私どもからの主請議はございませんでした。以上でございます。

2.質疑応答

(問)今日は、閣僚の資産公開があります。資産公開制度の認識や今回発表された感想、また御主人様も一緒に発表になりますが、感想等ありましたらお伺いいたします。
(答)国会議員には資産公開制度がありますし、副大臣の時に政府の資産公開の形式により一度公開しましたので、特に感想はございません。1つだけ不便だと思っているのは、国会議員の資産公開の形式と一部異なることです。資産公開の形式が統一されると、より楽になります。
(問)御夫婦が大臣と副大臣として一緒に資産公開を行うのは、珍しいケースだと思いますがいかがですか。
(答)山本が副大臣でなくても、夫婦の資産を家族の資産として公開しなければならないため、特に感想はございません。先程申し上げました形式の違いは、小さなことですが自動車の申告の仕方が異なることぐらいです。
(問)沖縄の知事選に向けて、大臣の意気込みといいますか、何かコメントをいただけますか。
(答)私が知事選挙を闘うわけではないので、意気込みはございませんが、知事選挙は4年に1回、これからの自分たちの地域のことを考えて、一番いい方を選ぶ選挙でございます。しっかりと政策を聞いていただき、沖縄にとって一番いい方だと思われる方を県民の方々が選ばれる選挙ですので、特に感想はございません。個別の事柄について申し上げるつもりもございません。
(問)誰が当選するかによって、今後の沖縄の基地問題等への政府の対応が変わってくると思いますが、何か思われることはございますか。
(答)どなたが選ばれても、沖縄県民が主権者として選ばれることでございます。新しい知事と意思疎通を図っていきます。私は、あまり持って回った表現ではなく、割と率直に思ったことを言ってしまい、就任早々から誤解を受けたようですが、知事とは本音で話せなくてはいけないと思います。持って回ったことを言っていて、結局何も進まないよりは、率直にこちらの思いをお伝えし、向こうの率直な思いを伺って、沖縄振興について実を採る形で進めていくことを私は期待しています。どなたが選出されても、本音ベースで率直にお話をしたいです。
(問)知事選後のスケジュールですが、基地問題等について新知事との今後の交渉の目途は立っていますか。
(答)新しい知事が決まってから、地元でも話し合われるでしょうし、知事とまずは話をしなければなりません。交渉はその後のことです。
(問)閣僚の資産が公開されましたが、御自身の資産について、どの様な感想をお持ちですか。
(答)他の方との比較はしておらずわかりませんが、これで精一杯です。
(問)借入金がやや多いですが。
(答)借り入れは今、していないです。
(問)御主人の借入金についてですが。
(答)山本の借入金については、お互い財布は分けております。お互い選挙をしていますので、私が山本に迷惑をかけることもあるでしょうし、山本が私に迷惑をかけることもあるので、お金を借りる場合は自己責任で返すということにしています。ただし、月末に2万円、3万円足りないとか、生活費ベースで足りない時は貸してあげたりはしています。例えば、電気代をこちらが出したら、向こうがガス代を出すとか、割と生活費も細かくシビアにやらせていただいています。主人の借金は主人の借金なので、頑張って返していただけるといいと思います。
(問)御主人の借入金は、例えば住宅を建てた際の借入金ですか。
(答)主人に聞いていただいた方が良いのですが、父が亡くなりました時に、相続税が払えないために家を壊して土地を売り、残った土地に自分の住居を建てた時の借金と聞いています。
(問)現在の閣僚の資産公開の制度について、どの様に考えますか。
(答)特に感想はありません。本当に小さな話ですが、自動車について、三菱デリカ昭和62年式1台と、トヨタクラウン平成8年式1台を出していますが、国会議員の資産公開では出てきません。国会議員の資産公開では、100万円未満の取得金額の車は出さなくてもよいようです。8万円とか十数万円とかのボロボロの車を取得したと記憶しておりますが、閣僚の資産公開の場合は、今の資産価値がたとえゼロであっても存在する車として発表するなど、国会議員とは資産公開の形式が違うために前回も戸惑いました。
 きっちり資産を公開するというのは意義のあることだと思います。

(以上)