高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成18年9月29日

(平成18年9月29日(金) 10:05~10:10  於:合同庁舎4号館6階 会見室)

1.発言要旨

 お早うございます。今日は、閣議の後、1件別件がございまして、大変お待たせをして申し訳ございませんでした。
 本日の閣議案件ですが、一般案件が4件、国会提出案件が1件、配布資料が3件あり、内閣府からの主請議はございませんでした。以上でございます。
 それから、こちらから皆様にお知らせしたいことですが、最近、ガス湯沸器やシュレッダー等による死亡事故、重篤事故が相次いでおります。消費者の安全に対する危機意識も非常に強まっております。これを受けまして、消費者の安心と安全をより強く確保するという意味合いで、内閣府といたしまして当面の対策を決定いたしましたので御報告を申し上げます。
 1点目は、国民生活センターには全国から苦情相談情報が入ってくる仕組みになっておりますが、センターが入手した死亡事故や重篤事故などの情報の、関係省庁へのより迅速な提供でございます。
 2点目は、関係省庁間の広範な情報共有を行うことでございます。これは、具体的には消費者政策会議の下に設置される消費者政策担当課長会議を定期的に開催するということでございまして、より頻度を増やして開催していくということでございます。
 3点目は、「苦情相談情報の効果的な活用方策に関する検討会議」を立ち上げまして、本日その第1回の会合を開催することとなりました。
 私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)今日、閣議後に総理とお話しされていたということですが、何のお話をされたのでしょうか。
(答)私も処理しなければいけない、対応しなければいけない担当事項が非常にたくさんございます。どれから立ち上げて始動していくかという意味で、自分なりに作業の優先順位を考えさせていただきました。総理が、この度イノベーション担当大臣を新たに設置をされて、その任を負っております。これは、安倍総理が新しい概念で捉えながら組み立てていかれる政策だと考えましたので、最も急いでその段取りをしなければいけないと考えたところでございます。
 今日、私が総理とお話しいたしましたのは、このイノベーションの具体的なイメージについてでございます。私なりに考えているイノベーション政策のイメージを申し上げまして、総理との食い違いがないかどうか、こういったことを確認いたしまして、また具体的に何月ごろまでにこういうことをやりたいとか、そういったことも含めてすり合わせをしました。詳細内容につきましては、本日、総理が所信表明演説をされますので、その後に機会がありましたらお話をさせていただきたいと思っております。
(問)弊社で行った世論調査で、安倍内閣で最も期待する閣僚を挙げてもらったところ、高市大臣の名前を挙げられた方が、麻生大臣に次いで2番目に多かったです。
(答)そうなのですか。
(問)まずこれに対する受け止めと、あともう一つ、国民が高市大臣の何に期待してこういう高い結果が出たと大臣御自身はお考えでしょうか。
(答)その報道は、私は拝見できていなかったのですが、大変光栄なことだと思っております。
 おそらく、私自身に、というよりも、非常に多くの所掌事項がある中で、イノベーションなどについて、新たな概念で取組を始めるということに期待していただいているのかなと思います。私自身は、むしろできるだけ国民に近いところ、国民の、日々の生活感に近いところで仕事をしたいと思っております。
 では、また夕方に、分野別にお話ができると思いますので、その時はよろしくお願いいたします。本当に今日は遅くなりましてすみません。ありがとうございました。

(以上)