閣議における大臣発言(「防災に関してとった措置の概況」及び「平成19年度の防災に関する計画」について)

 「防災に関してとった措置の概況」及び「平成19年度の防災に関する計画」について御説明申し上げます。
 本報告書においては、昨年7月の梅雨前線、台風第13号、相次いで発生した竜巻、能登半島地震など、主要な災害とその対策について報告するとともに、東南海・南海地震対策の震災対策の強化など、この1年間に講じた主要な施策を記述しております。また、世界の災害の状況や我が国の国際防災協力についても紹介しております。
 さらに、災害の誘因となる自然現象そのものや社会構造の変化により、災害リスクが高まっていることを指摘するとともに、それを1人でも多くの方々に正しく認識していただき、行政による取り組みだけでなく、個人や家庭、地域、企業、団体など多様な主体により災害被害を軽減していくことが重要であることを訴えかけております。
 報告書の取りまとめに当たり御協力いただきました閣僚各位に対しお礼を申し上げますとともに、「災害被害を軽減する国民運動」の推進をはじめとする防災施策の推進に一層御尽力いただきますようお願い申し上げます。