溝手大臣記者会見要旨 平成19年2月16日

(平成19年2月16日(金) 8:46~8:52  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日の閣議でございますが、一般案件として「2006年の国際熱帯木材協定の署名について」、それから「イランの拡散上機微な核活動及び核兵器運搬手段の開発に関連する資金の移転の防止及び貨物の輸入の禁止等の措置」について麻生外務大臣、尾身財務大臣、甘利経済産業大臣の発言などがありました。
 それから、当庁の関係では、一つは、犯罪捜査のための通信傍受に関する法律に基づく報告の概要について、長勢法務大臣から関係省庁を代表して発言がありました。さらに、先般の板橋の殉職警察官に対して、緊急叙勲を行うことを決定いたしました。故宮本警部を正七位に叙し、旭日双光章を授与するものであります。これに関しましては、私からもお礼の御挨拶をさせていただきました。
元に戻って恐縮ですが、犯罪捜査のための通信傍受の件については、平成18年中、警察において、傍受令状の発付を受けて傍受を実施した結果、27人の麻薬の密売人等の逮捕に至りました。また、平成17年中に傍受を実施した事件を引き続き捜査しまして、2人逮捕できました。
もう一つ、子どもの携帯電話のフィルタリングの問題でございます。出会い系サイト等に関わる事件が頻繁しておりまして、これらの情勢に対応するため、警察庁と総務省及び文部科学省が3省庁合同で、各都道府県知事や教育委員会あるいは都道府県警察等に対し、フィルタリングの普及促進のための啓発活動に取り組んでいただくよう、それぞれ同時に通達を出してお願いをすることにいたしております。この中身につきましては、文書ができておりますので、後ほどクラブの方へ届けさせていただきたいと思います。3省庁のそれぞれのチャンネルを使って啓発活動をしていこうということでございます。

2.質疑応答

(問)通信傍受の件ですが、これまでに一番多い数ということで、だんだん制度としても熟してきたのではないかと思いますけれども、この辺りについて御所感がありましたらお願いします。
(答)すごい勢いで増えているわけではなく、少しずつ増えてきている。警察としても傍受の結果を有効に活用できる体制に慣れてきたのではないかと思います。有効にこれからも活用して対応してまいりたいと考えております。

(以上)