大田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年3月9日

(平成19年3月9日(金) 9:27~9:31  於:記者会見室)

1.発言要旨

おはようございます。
 今日の閣議ですが、件名だけ申し上げます。エネルギー基本計画、地方財政の状況について、日本郵政公社の中期経営計画、循環型社会形成推進基本計画の進捗状況第3回点検結果。以上です。
 閣僚懇談会では、官製談合防止法に基づく改善措置要求について、国土交通大臣と官房長官から御発言がありました。私からの発言はありません。
 閣議、閣僚懇は以上です。
 次回の諮問会議は16日金曜日の開催を予定しています。
 議題は、今2つ考えております。1つは社会保障制度改革ですが、これは前回議題とした時に、高コスト構造の是正について、厚労大臣からコスト削減の対象とする項目を出していただくということになりました。民間議員の方からも項目を挙げ、それがどれぐらいの削減効果を見込めるか、試算できるものは試算してお示しし、改めて議論することになっておりました。
 もう1つは公務員制度改革をテーマとして予定しています。現在この2つのテーマを考えておりますが、時間の関係でまだ確定ではありません。
 以上です。

2.質疑応答

(問)諮問会議の議題に挙げられた公務員制度改革について、渡辺大臣の私案が報道され、対して自民党案も出てきていまして、かなり渡辺案と自民党案の間に開きがありますが、大臣の方ではどう御覧になっていらっしゃいますか。
(答)まだ私も渡辺大臣の私案はよく拝見しておりません。拝見した上で民間議員と相談しますが、民間議員から提案をされると思います。
 昨年、民間議員が提案した再就職斡旋の禁止をどのようなタイムスケジュール、範囲で実施していくのかということは1つの大きい争点になっていますので、また今回もそのような方向で議論が進むのではないかと思います。つまり再就職斡旋の機能を人材バンクに移していくといった点についてのスケジュール感などが問題になるのかなと考えています。
(問)昨日景気ウォッチャーが発表されまして、先月末から今月にかけて消費関連指標が少し回復した感じがあるのですけれども、大臣はかねがね消費は弱いと仰っていましたけれども、月例を前にして、今これについてのお考えはどうでしょうか。
(答)少し持ち直してきていますね。12月は暖冬の影響がありましたけれども、景気ウォッチャーによると1月は春物衣料も売れているようです。少し暖冬の影響が解消されて持ち直してきているのかなという感触はあります。ただ、賃金が増えてはおりませんので、併せて見ていく必要があると考えています。
(問)諮問会議は公務員制度改革のテーマで渡辺大臣をお呼びすると。
(答)はい、お呼びします。
(問)厚労大臣は。
(答)柳澤大臣もお呼びします。
(問)公務員制度改革の中の再就職斡旋の話ですが、先ほどタイムスケジュールとその範囲と言われましたけれども、タイムスケジュールはどのぐらいの時間をかけて実現していくかという問題だと思いますが、範囲というのは何かもう少し詳しく教えてください。
(答)押付け的斡旋は良くないと総理が仰っているわけですね。前回から民間議員も押付けの範囲をどうするのかが重要なポイントだと丹羽会長を始め民間議員が御発言になっておられます。今回渡辺大臣の提案ではどうなっているのか、私もまだよく把握しておりませんが、押付け的斡旋の範囲、定義についても1つのポイントかなと考えます。

(以上)