戦略重点科学技術
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2010年頃までの研究目標
(第3期科学技術基本計画期間) |
2011年以降の研究目標(第4期以降) |
| エネルギーの面的利用で飛躍的な省エネの街を実現する都市システム技術 |
・最適な熱エネルギー利用システムを評価するシミュレーション技術を開発し、下水道本管に直接ビル廃熱を廃棄する技術及び小規模で拡張可能な熱エネルギー利用システムのプロトタイプの開発 |
・一部の都市における開発した熱エネルギーシステムの導入・実用化 |
| 実効性のある省エネ生活を実現する先進的住宅・建築物関連技術 |
・街区レベル及び戸建住宅にも適用可能な環境性能評価手法の開発と既存住宅ストックの断熱性能を非破壊等により評価するための技術の開発 |
・自然エネルギー利用等も含めた住宅・建築物の省エネ化、断熱材の高性能化、住宅・建築物におけるエネルギーマネージメントシステム等の技術開発 |
| 便利で豊かな省エネ社会を実現する先端高性能汎用デバイス技術 |
・飛躍的な省エネルギー等を実現する高効率インバータの実現と情報家電の低消費電力化、高度化(多機能化等)に資する半導体アプリケーションチップ技術の開発と高速度・低消費電力デバイスの実現 |
・半導体等デバイスの高効率化、高機能化、高集積化、システム化、大容量化等の技術開発 |
| 究極の省エネ工場を実現する革新的素材製造プロセス技術 |
・高効率酸化触媒を用いた環境調和型化学プロセス技術などの要素技術等の確立と複合化材料技術の確立
・フレキシブルディスプレイ実現のための部材およびそれらをロールtoロール化するための技術の開発
・革新的製鉄プロセス技術等、省エネ型鉄鋼製造技術の基盤技術の開発 |
・従来にないロールtoロールプロセスによるフレキシブルデバイスの高速低コスト技術の実用化 |
| 石油を必要としない新世代自動車の革新的中核技術 |
・リチウムイオン電池の小型化・高性能化技術の開発と単層カーボンナノチューブの高度配向技術及び大量生産技術の確立
・高エネルギー密度と耐久性を有する電気二重層キャパシタの開発 |
・リチウムイオン電池の性能向上と低コスト化に資する技術の開発 |
| 石油に代わる自動車用新液体燃料(GTL)の最先端製造技術 |
・商業規模でのGTL(ナフサ、灯油、軽油等石油代替用として天然ガス等を原料として製造される合成油)製造技術の確立 |
・ガス体エネルギーの導入等に資するGTLの製造コストの低減、利用機器の開発等 |
| 先端燃料電池システムと安全な革新的水素貯蔵・輸送技術 |
・供給施設の安全対策等の確立
・燃料電池自動車や定置用燃料電池、水素供給システムについて、低価格化、高耐久性、高機能化を達成する技術の確立 |
・燃料電池自動車や定置用燃料電池、水素供給システムについて、更なる低価格化、高耐久性、高機能化を達成する技術の確立
・地域資源を活用した水素利用技術の高度化、実証試験 |
| 太陽光発電を世界に普及するための革新的高効率化・低コスト化技術 |
・太陽光発電の高効率化、低コスト化のための技術開発、実証による太陽光発電の経済性の向上
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| 電源や利用形態の制約を克服する高性能電力貯蔵技術 |
・低コスト化、高信頼性化等を達成したSMESシステムの確立。イットリウム系線材等による大容量化、高性能コイル等の基盤技術の開発
・高エネルギー密度で高耐久性な電気二重層キャパシタの開発 |
・数十〜数百kWh規模の商業ベースでの導入等を目指したイットリウム系線材等を活用したSMESの更なる高性能化等の実現 |
| クリーン・高効率で世界をリードする石炭ガス化技術 |
・石炭ガス化複合発電(IGCC)について、実証試験の実施による石炭をガス化して利用する高効率発電技術の確立 |
・石炭のクリーンで高効率な利用の促進に資する石炭ガス化技術の確立 |
| 安全性・経済性に優れ世界に普及する次世代軽水炉の実用化技術 |
・高い経済性・安全性等を備え、世界市場にも通用する次世代炉技術を選定し、開発のための中長期的研究開発戦略を策定 |
・高い経済性・安全性等を備えた、世界市場にも通用する次世代軽水炉技術の確立 |
| 高レベル放射性廃棄物等の処分実現に不可欠な地層処分技術 |
・地質の異なる2つの深地層研究施設(幌延、瑞浪)において中間深度までの調査研究を行い、処分事業や安全規制を支える知識基盤として体系化
・人工バリアの製作・施工等の品質や性能を含む工学技術について成立性等を提示 |
・高レベル放射性廃棄物の最終処分開始に至る処分事業や安全規制に必要な基盤となる技術の整備 |
| 長期的なエネルギーの安定供給を確保する高速増殖炉(FBR)サイクル技術 |
・高速増殖炉サイクル実用施設(炉・サイクル)に採用する革新技術をまとめ、プラント全体の概念設計を構築し、経済性の高いMOX燃料製造技術の小規模実証、燃料の高燃焼度化の実証及び燃料サイクル技術の実証 |
・もんじゅについて発電プラントとしての信頼性の実証、ナトリウム取扱技術の確立等の所期の目的を達成することにより、高速増殖炉システム設計技術を実証
・将来の軽水炉と比肩する安全性、経済性を有するとともに、資源有効利用、環境負荷低減、高い核不拡散性等を有する高速増殖炉サイクルの適切な実用化像と、実用化に至るまでの研究開発計画の提示 |
| 国際協力で拓く核融合エネルギー:ITER計画 |
・ITER完成・運転開始を目指して国際的に合意されたスケジュールに基づき、我が国が分担する装置・機器を着実に開発及び製造製作するとともにITERと連携して実施する幅広いアプローチにより、原型炉設計を進展 |
・ITERの建設・運転やこれに連携した幅広いアプローチを通じた燃焼プラズマの実証
・原型炉建設に必要な炉心プラズマ技術、核融合工学技術の基盤の構築 |