2.安全・安心な社会
 
ライフサイエンス分野
 
国際的競争力を向上させる安全な食料の生産・供給科学技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
植物の多様な代謝、生理機能や環境適応のシステム的理解と植物生産力向上への利用 ・農林水産業に係る動植物・微生物の生命現象の生理・生化学的解明、環境ストレスへの応答機構等を解明

・イネ等の作物や植物の生長、形態形成、環境応答など特有な制御・応答システムを解明し、有用な遺伝子や代謝産物を同定

食料分野、環境分野における微生物・動植物ゲノム研究 ・動物(昆虫)機能を利用した、医療用モデル動物、有用物質生産技術等の開発 ・複数の有用な形質を短期間で導入するゲノム育種技術の開発
・微生物機能を活用した、合成樹脂、界面活性剤といった化学品を生産する技術の確立
・植物機能を活用した工業原料、医療用原材料、試薬等の生産技術の確立
高品質な食料・食品の安定生産・供給技術開発

・ロボットやITを活用して、低コスト化技術、省力化技術、多収化技術等農林水産物生産を向上させる技術の開発
・消費者や実需者ニーズの高い安全で高品質な農林水産物・食品を生産・供給するための技術を開発し、実用化
・生活習慣病の予防及び健康維持に資する栄養学的研究の強化、ニュートリゲノミクスの推進などにより、機能性食料・食品の生産に必要な技術を確立

・先端技術等を活用した国内に高品質な食料・食品を安定生産・供給できる技術を確立
・開発途上国での開発に適した組換え植物を作出する技術の確立

有効性・安全性についての科学的評価に基づいた機能性食料・食品の研究開発

・ヒト試験等の検証に基づき、機能性成分を高含有する食品素材を開発
・ニュートリゲノミクスに基づく食料・食品の新しい健康機能性評価技術(ツール、情報データベースなど)を開発するなど、遺伝子情報を活用して、栄養成分が生体に与える影響を科学的に評価する手法を確立
・健康機能が科学的に裏付けられた、消費者ニーズ(疲労、ストレス、アレルギー等)が高い食料・食品を開発するための技術体系を確立
・医療分野とも連携し、科学的評価に基づいた機能性食料・食品の生産に必要な技術を確立
食料・食品の安全と消費者の信頼の確保に関する研究開発

・BSE検査用高感度・迅速検査法、食料・食品中に存在する食中毒菌等の迅速一斉検査法等を実用化
・生産・加工・流通・消費にいたる過程におけるリスク分析などに基づいた食料・食品の汚染防止技術、危害要因低減技術及びトレーサビリティー等、信頼確保技術等を開発
・主要農林水産物の品種や生産地の判別技術、遺伝子組換え作物の高精度・迅速な検知技術を開発

・科学をベースにした透明性・信頼性の高い、食料・食品の安全性に関するリスク評価手法を確立
・新たに実用化が見込まれる遺伝子組換え作物の環境への影響を評価する手法を開発
・農業生産工程における危害要因について、安全確保のための最適なリスク管理体系を確立
基礎研究から食料・生物生産の実用化に向けた橋渡し研究 ・生産性や品質の高い農林水産物・食品や医療用素材等の実用化に向けた技術を開発
・遺伝子組換え技術等を活用して、生産性や品質の高い農林水産物・食品や医療用素材等を開発
 
 
情報通信分野
 
科学技術を牽引する世界最高水準の次世代スーパーコンピュータ
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
科学技術を牽引する世界最高水準のスーパーコンピュータの開発
・世界最高水準の演算速度を誇るスーパーコンピュータの本格稼動(2011年頃まで)
・新薬の革新的な設計などを可能にするシミュレーションの実現(2012年頃まで)
・世界をリードするスーパーコンピュータの継続的な開発推進体制と、要素技術の高性能コンピュータや情報機器への活用推進(2012年頃から)
 
 
次世代半導体の国際競争を勝ち抜く超微細化・低消費電力化及び設計・製造技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
CMOS-LSI超微細化プロセス技術 ・45nmレベル以細の微細化を可能とする半導体プロセス・材料技術の確立(高誘電率材料、比誘電率2.1の層間絶縁膜、薄膜CVD、EUV光源及びマスク、多層(12層)配線等) ・基盤技術の産業レベルでの共同開発等を通じた半導体製造業の構造改革の推進、各企業の経営資源の最適配置や新しいビジネスモデル創出の実現
現状の技術飽和を克服する飛躍的な設計・開発支援技術(単体デバイスからLSI, モジュールまで) ・45nmレベル以細の微細化を可能とする高速化・低消費電力デバイスの実現(4400万ゲート以上のシステムLSI設計、標準プロセス導入率98%実現、低消費電力・高効率半導体アプリケーションチップ等) ・高効率機能性デバイス及び設計技術による、省エネルギーなIT利活用の実現
知的財産権あるいは設計リソース有効活用・再利用のためのプラットフォームつくり ・45nmレベル以細の微細化を可能とする高速化・低消費電力デバイスの実現(オンプロセステストを可能とするDFM(DesignFor Manufacturing)、論理回路自動修復技術等)

・パワーデバイス・高周波デバイス・超電導デバイス・高性能プロセッサーチップ等の設計技術の実現

 
 
世界トップを走り続けるためのディスプレイ・ストレージ・超高速デバイスの中核技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
新情報蓄積技術(高性能不揮発メモリと先端ストレージ技術) ・大容量 ・ 高速 ・ 低消費電力のギガビット級メモリ、テラビット級ストレージの実現(32〜64ギガビット級フラッシュメモリ、ギガビット超級M-RAM等)
将来デバイス(先端光デバイス、ポストシリコン、MEMS応用、磁束量子回路など超電導デバイス、センサー等) ・超電導を用いた低消費電力なデバイスの実現
・通信量10Tb/s級の光スイッチングデバイスの実現
・10W/cm3級パワーデバイスによる高効率インバータの実現
・350GHz級の高周波デバイスの実現
・パワーデバイス・高周波デバイス・超電導デバイス・高性能プロセッサーチップなどの高効率機能性デバイスの実現
・自然/人工環境モニタリング、知的交通システム、食品流通のトレーサビリティ等に不可欠なセンシング基盤技術の創出
・ますます増大する通信トラフィックでも超低消費電力で、安定したオール光通信ネットワークの実現
 
 
世界に先駆けた家庭や街で生活に役立つロボット中核技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
安全・安心のためのロボット ・低侵襲な医療情報統合型診断・治療用ロボットシステムを開発
・地震等の災害現場において、情報収集を行うロボットを開発
・街角で子供たちを見守るロボットを開発
・地震、火災等の災害現場や生物兵器や化学兵器によるテロ現場において、人命救助活動を支援するロボットを開発(2025年頃まで)
 
 
世界標準を目指すソフトウェアの開発支援技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
高信頼・高安全・セキュアな組込みソフトウェア設計開発技術
・現場における設計開発手法を知識化・体系化するとともに、各種の理論・手法を実システムへ適用するための技術を開発し、組込みソフトウェアの設計開発技術を確立
 
 
大量の情報を瞬時に伝え誰もが便利・快適に利用できる次世代ネットワーク技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
利用者の要求に対してダイナミックに最適な環境を提供できるネットワーク ・利用者が必要な情報を最適な環境・品質で自由自在に享受することができるためのネットワーク技術を開発
・高度な時刻・位置情報認証技術及び時空間情報配信技術を開発
・利用者がネットワークを自由自在に活用し、さまざまな人々の活動をネットワークがサポートする環境を実現
・高精度・高信頼の時刻・位置情報を容易に利用できるユビキタス情報通信社会を実現
100億個以上の端末の協調制御 ・100億個以上の端末(電子タグ・センサー・情報家電等)の協調制御を実現し、モノとモノを情報でつなぎ実世界の状況を認識して利用
利用者の要求に応じたデペンダブルなセキュアネットワーク ・事故・災害などにより遮断された通信路を自律的に回復させるネットワークの自動構成技術、ネットワーク構成に応じたアドレス採番技術、迂回路確保技術などを確立 ・大容量化と秘匿性を確保する量子通信ネットワークを実現(2030年頃まで)
 
 
人の能力を補い生活を支援するユビキタスネットワーク利用技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
ユビキタス創造的生活支援基盤 ・電子タグによるグローバルなトレーサビリティを高速かつ安全にするプラットフォームの実現
・社会システムの環境負荷と機能や便益評価を個別ではなく統合的に評価する技術の確立
・位置情報、地理情報、移動経路、交通手段、目的地等、安全かつ快適な暮らしに必要となる情報を、いつでも、どこでも、だれでもが利用できる社会基盤の普及
実世界状況認識技術 ・100億個以上の端末(電子タグ・センサー・情報家電等)の協調制御の実現
・通学路における子供の安全確保などの分野における電子タグやセンサネットワーク等の高度な利活用の実現
・自然災害や人為的作業など社会の安全・安心を脅かす危険や脅威を早期かつ的確に検知し、その情報を迅速に伝達する統合センシング技術の開発
ユビキタス指向ネットワーク開発
・電子タグ等ユビキタスネット技術を活用した、生産・流通・消費を跨るシームレスなトレーサビリティシステムの実現
先進ユビキタス・デバイス開発 ・耐久性を有し国際標準に準拠した電子タグの普及を通じた、産業競争力の強化及びユビキタス社会の実現 ・自然/人工環境モニタリング、知的交通システム、食品流通のトレーサビリティ等に不可欠なセンシング基盤技術の創出
ユビキタス・セキュリティ基盤 ・情報家電がネットワークに繋がり、家庭内外を問わず通信可能となり協調して動作する環境の実現
・安全かつ個人プライバシー保護を目的としたセキュア情報システムにより、食品の生産履歴や流通履歴を効率よく自動管理し、食品の危険性などを提供するシステムの実現
 
 
世界一安全・安心なIT社会を実現するセキュリティ技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
情報セキュリティ技術の高度化 ・情報システム、ソフトウェア又はネットワーク等に関して、新たな脅威に対応した情報セキュリティに係る被害を未然に防止する技術及び、被害が発生した場合にもその被害を局限化できるような技術を開発 ・重要インフラにおけるIT障害の発生を極小化
技術を補完しより強固な基盤を作るための管理手法の研究 ・情報システム、ソフトウェア又はネットワーク等に関して、新たな脅威に対応した情報セキュリティに係る被害を未然に防止する技術及び、被害が発生した場合にもその被害を局限化できるような技術を開発 ・重要インフラにおけるIT障害の発生を極小化
 
 
環境分野
 
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
新規の物質への対応と国際貢献により世界を先導する化学物質のリスク評価管理技術
・UNEP等の化学物質に関する国際的な動向を踏まえた、国際的観点からの有害金属対策戦略の策定やモニタリング体制の整備等の主導的な対応
・トキシコゲノミクスやQSARを用いた新たなリスクの予見的評価法
・CODEX基準に対応したイネのカドミウム吸収・蓄積を抑制する技術及び水田からのカドミウム汚染除去技術を実用化、普及
・大気等環境媒体移動を含めた農薬等のリスク評価の基盤技術を開発
・POPs条約に基づくPOPs等の大気移動モデルと対策技術を開発
・ナノ粒子の特性解明、リスク評価・管理手法の確立
・化学物質によるヒト健康影響に関するリスクの最小化。UNEPにおける国際的な有害金属対策の検討等に主導的に対応し、環境汚染の未然防止に寄与するなど国際的規制や協力に向けて貢献
・CODEX基準に対応した主要農作物のカドミウム対策に関する普及技術を確立
・大気中における農薬のリスク評価を行い効果的な管理技術を開発、実用化し、化学物質過敏症等への対策法を提示
人文社会科学的アプローチにより化学物質リスク管理を社会に的確に普及する科学技術 ・リスクトレードオフに対応した社会経済分析手法の開発、リスクコミュニケーションの実態の調査と方策提言 ・健康改善効果等の費用便益分析による異種のリスクの比較に基づく科学的判断材料の提供
 
 
ナノテクノロジー・材料分野
 
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
生活の安全・安心を支える革新的ナノテクノロジー・材料技術
・環境低負荷な環境浄化材料、リサイクル可能な材料開発、大震災に耐え得る革新的構造材料開発及びそれらの検査・評価・利用技術の開発
・食品のナノ粒子の物理化学特性、腸管吸基礎特性等の解明等
・環境低負荷な環境浄化材料、リサイクル可能な材料開発、地震や火災などの災害に耐え得る革新的構造材料開発や不燃難燃材料、それらの検査・評価・利用技術の開発
・食味を損なわずに機能性成分を食品に安定的に取り込む技術、機能性成分の効率的な吸収を目的としたマイクロナノ粒子の設計・製造・利用技術等の開発
ナノテクノロジーの社会受容のための研究開発 ・ナノテク材料のヒト健康影響の評価方法の確立 ・ナノテク材料のヒト健康影響の評価方法の確立
 
 
社会基盤分野
 
減災を目指した国土の監視・管理技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
高機能高精度地震観測技術 ・東南海地震・津波対応の観測ネットワークシステム構築
・海溝型地震に関する予測精度の向上等
・活断層型地震に関する予測精度の向上等
・地震計等観測網やデータセンタの整備・拡充
・レーザー式変位計や地殻内の物性の時間変化検出技術の開発による観測・解析技術の向上
・高感度地震計データの一元的処理システムの再整備
・GPS連続観測網(GEONET)の高度化及び地震・火山活動のメカニズム解明、予測技術の向上等
・大規模シミュレーションによる岩石破壊からプレート破壊につながる地震発生メカニズムの解明等
・強震観測、地下構造モデリング、先端的シミュレーション技術を統合した地震ハザードステーションの構築
・地殻活動の物理モデル及び予測のためのシミュレーションの構築
・GIS化した活断層データベースの整備等
・海域に発生する地震活動を精度良く把握、海底地震総合観測システムによる海底地震のリアルタイム観測等
・南海地震・津波対応の観測ネットワークシステム構築
・アジア太平洋地震観測網の構築
・首都直下型地震の予測精度の向上等
災害監視衛星利用技術 ・陸域観測技術衛星ALOS、準天頂高精度測位実験技術等の有効性実証
・災害情報収集・提供が可能な無人航空機システムコンセプトの立案と、必要要素技術の開発
・高度な画像処理による減災を目指した国土の監視技術の開発
・衛星監視観測システムの構築
・無人航空機システムによる災害発生時における現場情報の収集・提供
効果早期発現減災技術
・各種構造物の実大モデル振動破壊実験により、地震により加わる力と構造物の変形の関係を解明
・道路橋、河川構造物等の経済的、効果的な補修・補強技術の開発
・ジオメンブレン等を用いた侵食性・耐震性ため池構造の開発等
・大型計算機不要の実務的なリアルタイム流出予測、洪水氾濫予測モデルの開発及び当該予測に基づく避難エリアやタイミングの設定手法、ダムの事前放流、弾力的管理等の水管理手法の開発
・構造物破壊までの挙動高精度追跡等を可能とするシミュレーション技術の開発
・高層建築物における減衰装置の応答効果評価技術等の開発
・長周期振動の港湾・空港施設への影響評価
・安価で実用性の高い耐震改修技術、耐震補強工法選択システム等の開発
・自動掘削可能なロボット建設機械による施工システムの開発
・建設機械の自動機能・計測機能の活用と施工現場の安全性と労働生産性の向上
・架構震動特性の把握による構造安全性の非破壊検証技術の実現
・地盤条件に応じた鉄道構造物の挙動解析手法(数10cmオーダー)の確立
・3次元津波数値モデルの開発、津波被害予測を可能とする3次元津波シミュレータの開発
・避難シミュレータの開発及び沿岸域施設の減災効果評価手法の開発
・実規模タンクを使用した浮屋根の揺動実験の実施と標準的な改修手法の開発
・土砂災害発生予測技術、リアルタイム被害想定技術等の開発及び大規模実証実験によるデータ集積と数値モデルの検証
・高耐震構造設計施工法の提案
・地震力推定の不確定性も考慮した耐震設計技術の高度化
・高度耐久性水利施設の設計・工法技術の開発等
・スパコンを活用した仮想空間における地震時挙動・破壊の再現・予測技術の構築
・高層建築物等の機能性向上のための技術の開発
・計測・自動機能の高度化、環境情報の構造化技術の確立およびロボット等の活用によるIT施工システムの実用化
・シミュレーションを元にした住民、行政担当者等の相互理解促進に基づく防災対策の推進
・浮屋根揺動実験に基づき開発した改修方法を用いた長周期震動に対する屋外タンクの安全対策強化
国土保全総合管理技術 ・流砂系全体の土砂動態予測技術の開発
・工事発生土等を建設材料として有効利用するための技術開発
・環境水・下水中の微生物等の測定法の開発と水質汚染の実態把握
・森林から農地・都市に至る流域圏における土壌の保水性等のモデル等の開発による、国土保全に係る各種機能の指標の開発
・水循環の健全性評価のための水利・水質モデルの構築。循環系の保全・回復・増進に向けた資源利活用手法の開発
・栄養塩類の上流からの流出負荷量、中下流域での動態を評価する手法の開発
・河川生態系、生物多様性の調査、解析、評価手法の開発
・河川、海辺の自然再生による河川流域から沿岸海域までの総合的影響評価技術等の開発
・廃棄物海面処分場の遮水シートのモニタリング手法等の開発
・広域スケールでの外来生物拡大・拡散システム等の解明、対処技術の開発
・気候変動等の国土利用等の変遷に及ぼした影響の把握と、それが変化した時の代替案の提示
・流域系全体の土砂移動の定量的予測手法の確立
・不必要な堆砂を減少させつつ侵食などによる国土の喪失を防ぐ土砂管理手法の開発
・流域における栄養塩類等に関する情報収集システム開発と、流域情報データベースシステム構築
・主要な地質・土壌・気象条件下における流域での、定量的な農地・森林の管理目標を設定する手法の開発
・水利施設等の資源利活用手法、水環境保全、上下流の連携を含む水循環系管理手法の開発
・地域経済を加味した栄養塩類の流出管理を目指した流域管理シナリオの策定
・人間を含めた都市域、水系単位及び沿岸域での自然環境の保全・創出・管理システムの開発
社会科学融合減災技術 ・雪氷災害発生について空間分解能1km程度で1〜2日先までの災害予測手法を確立
・高精度・高解像の局地降水予測数値モデルの開発
・非静力・全球・領域・大気・海洋・陸面結合シミュレーションコードを完成し、72時間前の高精度の台風・集中豪雨予測技術を確立
・都市型集中豪雨等局所的顕著現象のメカニズム解明と予測技術の確立
・リアルタイム波浪観測情報提供システムの開発
・豪雨による土砂災害危険度の予測手法の開発、地震による地滑りの発生危険度評価等
・山地崩壊・地滑り等に起因する流動土砂到達範囲の予測モデル、レーザー地形解析、省力型3次元電気探査法を開発
・先端的な統合物理探査技術による堤防弱点箇所の抽出精度の向上と効果的、経済的な対策選定手法の提案
・各種危険物施設の安全基準を統合的に評価する手法の開発
・安全性計測及び評価方法の基盤技術(電磁気計測、超音波計測、スマートセンサ、信号処理の高度化技術)の開発
・雪氷災害発生について空間分解能1km程度の災害予測手法を開発し、吹雪・雪崩ハザードマップを作成
・都市型集中豪雨の高精度予測及び被害予測に関する技術の確立
・土砂災害の発生危険度について時間と場所を予測する手法の開発等
・地下構造の物理的変化モニタリング手法を開発し、防災施設等の効果的な選定・配置計画手法を開発
・製鉄所各施設の安全性評価及び評価技術の確立、実用化
 
 
現場活動を支援し人命救助や被害拡大を阻止する新技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
災害現場救援力増強技術 ・自然災害、テロ等が国際交通に及ぼす影響の評価と国際交通基盤のリスク管理システムの構築
・緊急・代替輸送支援システムの開発
・消防隊員の救助活動を迅速化させる高度な救助資機材、ガレキに埋まった生存者の迅速な探査方法等の開発
・ナノテク消防防護服に求められる耐熱性能、快適性能、運動性能など様々な性能・機能の評価方法の確立
・大規模地震災害時等における、国及び地方公共団体の効果的な防災活動を可能とする支援・情報通信システムの開発
・特殊な施設・環境・原因による火災等の性状把握と消火方法の確立
・新危険性物質・化学物質の火災爆発危険性把握のための評価手法の開発
・想定被災状況から推計される支援物資等を前提とした、陸・海輸送による最適な輸送ルート、輸送量推計システムの開発
・災害発生時の組織運営などに関する標準的な危機対応システム等の構築
・地方公共団体・大学・研究機関等の連携による、当該地域の防災力の飛躍的向上
・研究機関や自治体等が持つハザード情報やリスク情報から、地域の災害リスクを総合的に評価できるシステムの開発
・実大モデルによる振動実験を実施して、建物・ライフライン・医療機器・人間を含めたマンマシン系としての医療システムの地震時安全方策を確立
・シ-ルド工法によりトンネルを構築する場合における大深度地下の地盤特性を考慮した経済的なトンネル構造の設計法を開発
・国際交通における各種リスク等の大幅な軽減と国際的な信頼を得るための国際交通基盤のリスク管理システムの構築
・特殊な火災等に対応した消火方法等の実用化と、消防隊員の安全確保、負担軽減を目的とした支援機器の実用化
有害危険物現場探知技術 ・新たな爆薬等の探知技術の確立
・化学剤・生物毒素の一斉現場探知技術の確立
・CDCカテゴリーAB病原微生物の探知技術の確立
・リアルタイムコンテナ内部検査装置の開発
・公共施設・検問等において迅速な爆発物探知を実現
・化学剤・生物毒素の一斉現場探知システムの実用化
・化学テロの情報収集システムを確立
社会防犯力増強技術
・犯罪者プロファイリング、GISを活用した犯罪情勢分析技術の高度化
・3次元顔画像データベースによる犯人顔画像検索照合システムモデル構築
・DNAプロファイリングシステム技術の構築
・テラヘルツ波を応用した違法薬物・爆薬等の識別精度データ取得
・学校及び通学路における子供の安全を守る技術等の確立
・新たな犯罪防止・捜査支援・鑑定に必要な技術・システムの開発・実用化
・各種梱包された違法薬物・爆薬の非開封探知装置の開発
・通学する子供の位置確認・不審人物の認知、危険物の検知のための新技術の開発
 
 
大更新時代・少子高齢化社会に対応した社会資本・都市の再生技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
社会資本管理革新技術 ・新たな点検・診断技術、劣化予測技術の開発
・構造物の安全性に係る客観的な指標を用いた健全度・マネジメント技術の開発
・ライフサイクルコスト(LCC)縮減を期待できる新材料の開発と最適な補修時期、工法の選定支援手法の開発
・耐震性と可変性の高い構造システムの開発と既存構造物群の機能向上等を可能とする性能検証・評価法の開発
・下水道管理の実態調査と維持管理の要因分析の実施及び評価指標や非破壊検査による損傷・老朽化の推定法の開発
・センサー導入等による点検・診断の高度化と、予防保全的に施設の安全性を向上する維持管理手法の開発
・構造物の要求性能を確保し、ライフサイクルコストの最適化を図る技術の確立
・客観的な業務指標に基づく下水道管路施設の効率的な維持管理手法の確立
都市環境再生技術 ・防犯性の高い建築物及び地域づくりに対する評価手法の開発
・事故情報を含む安全・安心データベースの構築とユニバーサルデザインによる総合的な安全・安心機能を備えた建築物・地域づくりの計画・設計指針の策定
 
 
新たな社会に適応する交通・輸送システム新技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
交通・輸送予防安全新技術 ・全天候・高密度運航システムを実現する低コストな国産航空用電子機器と運航システムの技術実証
・航空機の動態モニタ技術、多様な情報をパイロット・管制官に効果的に提供する技術の開発
・特定地域の公道において官民連携した安全運転支援システムの実証実験と、事故削減への寄与度の定量的評価
・リアルタイムにオペレータの心身状態を把握し、正常な運行からの逸脱を検出する技術の確立と適切な支援を可能とするシステムの開発
・事故やヒューマンエラーの発生メカニズムと道路・沿道環境の関係の実験的検討と事故を抑制する対策等の提案
・運転に必要な認知・判断能力に基づく道路交通環境の評価システムの開発
・悪天候時にも離島コミュ-ターや災害救援機等が運航可能なシステムの構築
・航空機同士の間隔を適正に維持する技術の開発
・安全運転支援システムの事故多発地点を中心とした全国展開
 
 
フロンティア分野
 
衛星の高信頼化・高機能化技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標 (第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
災害対策・危機管理のための衛星基盤技術 ・衛星通信ネットワークを活用した災害対策技術の実証、携帯端末による移動体衛星通信技術の開発