1.生涯健康な社会
 
ライフサイエンス分野
 
臨床研究・臨床への橋渡し研究
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標(第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
治験を含む新規医療開発型の臨床研究 ・ 我が国で生み出された基礎研究成果を基にしたトランスレーショナルリサーチ(臨床への橋渡し研究)による、がん、糖尿病等の治療・診断法の実用化
・ 拠点となる医療機関の臨床研究実施体制を整え、人材育成(臨床研究者、生物統計学者等)を行うことにより、我が国の臨床研究に必要な体制整備を実現
・ 我が国で生み出された基礎研成果を基にしたトランスレーショナルリサーチ(臨床への橋渡し研究)による、がん、糖尿病等の治療・診断法の実用化
・ 拠点となる医療機関の臨床研究実施体制を整え、人材育成(臨床研究者、生物統計学者等)を行うことにより、我が国の臨床研究に必要な体制整備を実現
生活環境・習慣と遺伝の相互関係に基づいた疾患解明及び予防から創薬までの研究開発 ・ イメージング技術により遺伝子・細胞レベルでの薬物動態を把握するとともに、分子機能を解明し、薬剤候補物質のスクリーニングを大幅に高速化
・個人の特性に応じた治療や創薬に資するよう、我が国における主要疾患の関連遺伝子の同定や予防・治療法や創薬につなげるための手法の開発
・効率的・効果的な新規医療システムの基盤を確立し、革新的な医療技術の成果の国民への迅速な還元を実現
・個人の特性を踏まえた、生活習慣病等の予防・早期診断・先端的な治療技術や、難病の早期診断・先端的治療技術を確立
がん、免疫・アレルギー疾患、生活習慣病、骨関節疾患、腎疾患、膵臓疾患等の予防・診断・治療の研究開発

・現在治療が困難ながんについて重粒子線による臨床試験を行い、薬剤併用法等、がんをより効果的に治療するためのプロトコルを開発
・生活習慣病に関しては、遺伝要因と環境要因に応じた疾患の原因の探求

・QOLの高い治療法の確立を目指して、アスベストによる悪性中皮腫の簡便かつ低侵襲な早期診断法の確立
・重粒子線による、膵臓がん等の超難治性がんの治療法の確立
・個人の特性を踏まえた、生活習慣病や難病の予防・早期診断・先端医療技術の実現化
・ナノテクノロジーとバイオテクノロジーとの融合を加速し、主要疾患(がん、循環器疾患、糖尿病、認知症等)の極めて初期の段階における診断・治療技術の実用化(2020年頃まで)
・画像診断機器の高度化などによる検査の高速化、生体機能・代謝の可視化による疾患の早期発見技術の実用化

精神・神経疾患、感覚器障害、認知症、難病等の原因解明と治療の研究開発
・脳の重要な認知機能とその臨界期、情動、意志決定、コミュニケーション社会の中での人間の振る舞い、老化の基本原理の解明・多様な難病の病態に関して情報収集し、適切な治療法が選択出来るような基盤の確立
・地域における自殺率を減少させる介入方法及び自殺未遂者の再発率を減少させる介入方法の開発
・神経疾患、感覚器障害等について、細胞治療等による機能補完技術の確立
・脳の病や心の病の克服をめざし、脳の認知機能や発達機構、情動の発達機能の解明
再生医学や遺伝子治療などの革新的治療医学を創成する研究開発

・組織・器官の構築技術及び細胞治療技術の確立に必要な基盤を整備
・ゲノム創薬、個人の遺伝情報に応じた医療の実現に資するための我が国における主要な疾患の関連遺伝子の同定及びその機能の解明
・遺伝子治療製剤の安全性・有効性に関する技術の確立に向けた基盤技術の確立

・心筋や血管等の再生を可能にする再生医療技術の確立
・肝臓等の臓器の機能の再生の見通しの確立(2025年頃まで)
バイオイメージング推進のための統合的研究 ・非侵襲性診断・治療技術・機器のトータルの感度を10倍超とするなど高度化を実現
・腫瘍の発見と悪性度の診断をより早期に行うため、細胞の機能変化を高感度、高精度、高速に検出・診断できる分子イメージング機器を開発
・画像診断機器の高度化等による検査の高速化、生体機能・代謝の可視化による疾患の早期発見技術の実用化
ITやナノテクノロジー等の活用による融合領域・革新的医療技術の研究開発 ・情報科学との融合により、多様な生物情報から生物現象の原理や法則を発見し、体系化
・非侵襲計測法により得られた脳活動情報により、多様な装置を操作する技術を開発
・脳型情報処理技術の開発を実現
・「考えることで動かせる」究極のヒューマンインターフェイス技術の開発を実現
・薬物等伝達システムを用いた新規性の高い治療法の開発につながる技術開発
・画像診断機器の高度化等による検査の高速化、生体機能・代謝の可視化による疾患の早期発見技術の実用化
・術前における手術計画や術中の画像誘導などにより、精密な手術の実現
・心筋や血管等の再生を可能にする再生医療技術の確立
・診断治療情報の統合等による低侵襲で早期復帰が可能な治療の実現(2025年頃まで)
・肝臓等の臓器の機能の再生の見通しの確立(2025年頃まで)
QOLを高める診断・治療機器の研究開発 ・分子イメージング技術の高度化により、腫瘍の治療に対する反応性の評価、転移可能性や予後予測等、腫瘍の性状評価手法や精神・神経疾患の診断手法、薬効評価手法を開発
・デバイスやバイオセンサ等、ナノ技術を駆使して、生体構造・組織への適合性を高めた医療機器の開発を進め、臨床応用が検討される段階まで到達
・画像診断機器の高度化等による検査の高速化、生体機能・代謝の可視化による疾患の早期発見技術の実用化
・術前における手術計画や術中の画像誘導などにより、精密な手術の実現
・心筋や血管等の再生を可能にする再生医療技術の確立
・診断治療情報の統合等による低侵襲で早期復帰が可能な治療の実現(2025年頃まで)
・肝臓等の臓器の機能の再生の見通しの確立(2025年頃まで)
創薬プロセスの加速化・効率化に関する研究開発
・イメージング技術により遺伝子・細胞レベルでの薬物の動態を把握し、分子機能を解明して、薬剤候補物質のスクリーニングを大幅に高速化
・医薬品開発の初期段階で利用するトキシコゲノミクスデータベースを構築し、肝毒性等の予測システムの運用開始
・日本人における主要疾患(高血圧・糖尿病・がん・認知症等)関連タンパク質を解析・同定し、医薬品の研究開発に資する疾患関連蛋白質データベースの構築
・感染症・稀少疾病等、政策的に対応を要する疾病の診断・治療に資する新規ワクチンを開発するとともに、創薬に資するモデル動物の開発
・疾患メカニズムの解明の加速、診断機器の高度化、より有用な薬剤候補物質の絞り込みの精度向上等の創薬プロセスの高度化の実現
・個人の特性を踏まえた、生活習慣病や難病の予防・早期診断・先端医療技術の実現
 
 
標的治療等の革新的がん医療技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標(第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
がんの予防・診断・治療の研究開発
・QOLの高い治療法の確立を目指して、アスベストによる悪性中皮腫の簡便かつ低侵襲な早期診断法の確立
・重粒子線による、膵臓がん等の超難治性がんの治療法の確立
・創薬プロセスの高度化を実現し、個人の特性を踏まえた、がんの予防・早期診断・先端医療技術の実現
・画像診断機器の高度化等による検査の高速化や、生体機能・代謝の可視化による疾患の早期発見技術の実用化<br>
・ナノテクノロジーとバイオテクノロジーとの融合を加速し、がんの超早期診断・治療技術の実用化(2020年頃まで)
 
 
生命プログラム再現科学技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標(第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
ゲノム、RNA,タンパク質、糖鎖、代謝産物等の構造・機能とそれらの相互作用の解明 ・ゲノム解析データや情報技術などの活用と融合研究による細胞や生体のシミュレーションプログラムの開発
・日本人における主要疾患(高血圧・糖尿病・がん・認知症等)関連タンパク質を解析・同定し、医薬品の研究開発に資する疾患関連蛋白質データベースを構築
・各種生命現象において重要な役割を果たしているが、現在の技術水準では解明が極めて困難なタンパク質の生産、解析、制御に必要な技術を開発・向上・確立し、これまで不可能であったタンパク質の構造・機能解析を実施
・ ゲノム、RNA、タンパク質、糖鎖、代謝産物等の相互作用を集中的に解析して、各種疾患、動植物の生命現象システムを解明
・疾患や薬剤の投与に関連する遺伝子やタンパク質等の解析結果を活用して、創薬等の実用化に向けた利用を加速するとともに、成果の迅速かつ効率的な臨床応用により、科学的知見に基づいた新しい予防法や診断法の提供など、革新的医療を実現
情報科学との融合による、脳を含む生命システムのハードウェアとソフトウェアの解明 ・脳型情報処理技術の開発 ・脳の情報をシステムのレベルで取り出し、実時間でデコーディングし、情報通信機器と相互作用させる脳・機械インターフェイスの開発
・脳や心の病の克服に道筋をつけることを目指し、脳の認知機能や発達機構、情動の発達機能の解明
・脳の情報処理システムに基づいた脳型コンピュータの開発(2030年代まで)
脳や免疫系などの高次複雑制御機構の解明、こころの発達と意志伝達機構並びにそれらの障害の解明 ・ 脳の重要な認知機能とその臨界期、情動、意思決定、コミュニケーション、社会の中での人間の振る舞い、老化の基本原理の解明
・ 情動や社会性の健全な発達機能の解明
・ 免疫の高次統御システムについて新たな知見を得て、ワクチン等の新たな治療・診断法を確立
・ 脳の重要な認知機能とその臨界期、情動、意思決定、コミュニケーション、社会の中での人間の振る舞い、老化の基本原理の解明
・ 情動や社会性の健全な発達機能の解明
・ 免疫の高次統御システムについて新たな知見を得て、ワクチン等の新たな治療・診断法を確立
 
 
情報通信分野
 
世界に先駆けた家庭や街で生活に役立つロボット中核技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標(第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
家庭や街で生活に役立つロボット ・環境情報構造化技術などの共通プラットフォーム技術の基盤を確立
・ロボットコミュニケーション技術を確立
・公共空間や施設において人の行動を支援するロボットを実現
・家庭や街で生活を支援する多機能なホームロボットを導入(片づけや洗濯、食事や入浴の手助けなど介護のできるロボット)(2025年頃まで)
 
 
人の能力を補い生活を支援するユビキタスネットワーク利用技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標(第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
人の能力を補い生活を支援するユビキタスネットワーク利用技術 ・健康・医療システムなどの安全・安心な社会に役立つサービスを実現する上で不可欠なセンシング基盤技術の創出
・健康・医療システムなどの安全・安心な社会に役立つサービスの更なる向上を図るためのセンシング基盤技術の創出
ユビキタス・セキュリティ基盤
・安全かつ個人プライバシー保護を目的としたセキュア情報システムにより、病院内の医療情報システムを効率よく自動管理し、各個人に合わせて危険性などを提供するシステムの実現
 
 
大量の情報を瞬時に伝え誰もが便利・快適に利用できる次世代ネットワーク技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標(第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
ワイヤレスネットワークによるユビキタスモビリティ
・端末や各種機器がネットワークに接続し、必要なときに必要な情報が入手可能な環境を実現
・種々の局面で必要な情報を途切れなく提供するための技術を実現
・未利用周波数帯の開拓や周波数有効利用技術の高度化により、ユビキタスネットワーク環境を実現
融合技術課題 ・ネットワークによる医療への貢献(遠隔医療/常時医療モニタリング)
・端末や各種機器がネットワークに接続し、必要なときに必要な情報が入手可能な環境を実現
・超低エネルギーで高機能な情報処理、伝達を実現(2025年頃まで)
 
 
世界一安全・安心なIT社会を実現するセキュリティ技術
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標(第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
情報セキュリティ技術の高度化 ・情報システム、ソフトウェア又はネットワーク等に関して、新たな脅威に対応した情報セキュリティに係る被害を未然に防止する技術及び、被害が発生した場合にもその被害を局限化できるような技術を開発 ・「IT利用に不安を感じる」とする個人の比率を極小化
技術を補完しより強固な基盤を作るための管理手法の研究 ・情報システム、ソフトウェア又はネットワーク等に関して、新たな脅威に対応した情報セキュリティに係る被害を未然に防止する技術及び、被害が発生した場合にもその被害を局限化できるような技術を開発 ・「IT利用に不安を感じる」とする個人の比率を極小化
 
 
ナノテクノロジー・材料分野
 
戦略重点科学技術
2010年頃までの研究目標(第3期科学技術基本計画期間)
2011年以降の研究目標(第4期以降)
超早期診断と低侵襲治療の実現と一体化を目指す先端的ナノバイオ・医療技術 ・ナノ技術やMEMS技術を駆使した低侵襲診断・治療機器<
・遺伝子情報高感度・高精度測定機器
・環境リスクの予防的管理体制の確立
・化学物質有害評価チップなどの開発