このコーナーの記事は私見に基づくものであり、
イノベーション25特命室の公式な見解を示すものではありません。
黒川顧問からのメッセージ・第5回「イノベーティブなアイデア募集中!」(2006/12/19)
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「イノベーション25」の策定に向けて、「こんな発明、こんな社会の仕組みがあったら、人がいたら、私たちの暮らし方、仕事の仕方、学び方は、こう変わる!!!」など、イノベーションでつくる2025年の社会について、10月下旬より意見募集を始めました。
12月15日現在、169件のご意見を頂いております。寄せられたご意見をざっと眺めてみますと、資源・エネルギー問題や、生活面での利便性の向上に関 する制度や製品に関する様々なアイデアのほか、やはりイノベーションの基本は「人」であるということで、人材育成、特に教育に関するご提案、さらには日本 人の倫理観の復活を求める意見まで、多岐にわたっているという印象です。
具体的な内容としては、資源・エネルギー分野については、太陽エネルギーの利用や電気自動車の開発など、クリーンエネルギーの利用に関 する意見がたくさん寄せられています。エネルギー関連技術については我が国はトップレベルを維持していますから、今後我が国として世界に貢献していくため にも、非常に当を得たご意見だと思います。
福祉・生活分野では、産休・育休に関する制度や、介護を助けるロボット、ITを用いたテレワークの推進など、生活者の視点から見た実用的な提 案が多数寄せられております。今後、本格的な少子高齢社会を迎えるにあたり、きわめて重要な分野であり、貴重なご提案だと思います。また、リニアモーター カーの実現やコンコルド、宇宙旅行など、近未来の夢のある提案も頂いております。
教育・学術研究の分野では、基礎学力の向上や道徳観・倫理観を醸成するための教育が必要とのご意見や、大学の閉鎖的な人事制度、研究費の配分 方法の改善などに関するご意見を頂いております。私は常々日本の大学は鎖国であり、大学のオープン化が必要だと言い続けており、大学改革に関するご提案は 大歓迎です。
このほか、日本の企業が内向きで国際的な市場を視野に入れていないのが問題であるとか、国が政府調達などを積極的に活用してイノベーションの出口を確保すべきであるなどの鋭いご指摘も頂いているところです。
さまざまな意見や見方がありますが、全体としては、私たちが期待していたご意見が寄せられており、20年後に皆さんが期待する社会の在り方もおおよそ見えてきたような気がします。ただ、私たちとしましては、もっとより多くの声を聞きたいと思っていますので、引き続き皆様のご意見をよろしくお願いします。(※平成18年末をもって意見募集は締め切りました。たくさんのご意見ありがとうございました。)
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