
第79回消費者委員会(平成24年1月17日)
(1)松原内閣府特命担当大臣ご挨拶
(2)こんにゃく入りゼリー事故への対応状況について
(3)消費者庁に寄せられる生命・身体被害情報の適切な処理及びそれに基づく対応の実施について
(4)地方消費者行政の支援策について
1月17日(火)に第79回消費者委員会を開催しました。
冒頭、審議に先立ち、松原内閣府特命担当大臣より挨拶が行われ、以下の発言がありました。
- このたび、消費者担当の内閣府特命担当大臣を拝命いたしました松原仁でございます。
私は、大臣就任に当たり、野田内閣総理大臣から、消費者行政に関しては事業者中心の行政を転換し、消費者や地域の現場の視点を大胆に取り込むという消費者庁発足当時の理念を踏まえ、消費者の安全・安心を高める消費者行政を強力に推進し、そのために消費者事故等の調査機関を設置する等の法案を国会に提出し、成立を期すこととの御指示をいただいたところでございます。
消費者庁・消費者委員会は発足後2年5か月となりますが、消費者、生活者が主役となる社会に向けますます多くの課題に直面いたしております。消費者委員会につきましては昨年9月に新たな体制になったところですが、早速、昨年末に建議を行われるなど、既に精力的な調査審議が行われていると承知しておりますが、引き続き、消費者行政にかかわる重要事項について精力的に御審議をいただき、建議などをより積極的に行っていただきたいと考えております。
私としても、消費者委員会が関係省庁の消費者行政全般に対する監視機能を十分に発揮できるよう努めてまいる所存であります。私は今回、大臣として消費者行政以外にもさまざまな分野を担当いたしますが、すべてに共通するのは、「国民を守る」ことと思っております。野田総理の下、全力で努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
最初の議題「こんにゃく入りゼリー事故への対応状況について」では、消費者庁消費者安全課より、こんにゃく入りゼリー製造等事業者の製品改善等の取組状況等について、ヒアリングを行いました。議論の最後に、委員長より以下の内容の発言がありました。
- こんにゃく入りゼリーの商品のパッケージには、注意喚起の文章がかなりしつこく書いてはあるが、それで本当に子どもや老人を危険から守れるのかは、まだまだ検討しないといけないだろう。また、委員会からの提言にも書かれているが、物性・形状等の食品の物理的特性について、将来的に、一定の基準を作った方がいいものと、そうでないものとがあるのではないかという気がする。食品の力学特性と形状等を規制の対象とすることが難しいことなのかどうか、消費者庁において、厚生労働省との間で検討作業をしていただくことを委員会として是非お願いしたい。
2つ目の議題「消費者庁に寄せられる生命・身体被害情報の適切な処理及びそれに基づく対応の実施について」では、消費者庁消費者安全課より、消費者庁に寄せられる生命・身体被害情報の適切な処理及びそれに基づく対応の実施について、ヒアリングを行いました。
議論の最後に、委員長より以下の内容の発言がありました。
- 茶のしずく石けんの件では、消費者庁の公表について、公表された時点で既にどんどん問題が出てきたところであったということで、少し遅いなという印象を皆さんが受けられたことは否めない。委員から意見も出ているが、消費者庁の中だけで、情報の集約・分析して対応するという枠組みだけでは、限界があるだろうと思う。マスコミも含めて、いろいろなところとネットワークを作っていただき、問題がありそうだという段階でも情報をどんどん出すことをやらないと、すき間に落ちるものはなかなかなくならないのではないかという感じがする。今回の取組そのものについては大変よいことだと思うが、それを過信したり、そこでの方法に余り限定せず、さらに広く網を張っていただければありがたい。
最後の議題「地方消費者行政の支援策について」では、消費者庁地方協力課より、平成24年度予算案における基金の増額を含めて、地方消費者行政の支援策について、ヒアリングを行いました。議論の最後に、委員長より以下の内容の発言がありました。
- 地方消費者行政は、ある意味ではまだよちよち歩きで、ミルクが必要な段階であろう。その意味で、国から各地方にお任せにするのではなく、場合によって、交付金をひも付きにして、それぞれの消費者行政がきちんとできるように予算の組み方を考えていただく必要があるのではないかと思う。地方消費者行政活性化基金や光交付金について、具体的にどのように使われて、どのように機能したのかということの検証作業がまだ十分できていないと思われるので、これを消費者委員会と一緒にやらせていただきたい。その中で、少しでも使い勝手のいいお金の出し方について、知恵を出し合ったらいいかと思うので、力添えをいただきたい。
以上
